昔から使っているNikon Ai 20mmレンズ。最近はフィルムを入れていませんからめっきり使用頻度も減りましたが、多分今まで手にしたレンズの中で一番酷使したものですね。

と、今日はレンズでは無くてその上に取り付けてあるフィルターのお話。スチルカメラ用のフィルターと言えば今も昔もそれほど変わりは無くて、光学的に色や効果に変化をもたらすもの。そういった狙いがなければ特別必要になるものでも無いですが、普段は保護フィルターを常用しているという方は多いと思います。私もその一人で、モノクロフィルムを使う時にオレンジやレッドのフィルターを装着する事はあっても、カラー撮影では保護フィルター以外取り付けた事がありません。

となると、フィルターの存在はなるべく意識せずにすむものがいい．．．。最近のフィルターは薄枠タイプが主流になりつつあるものの、最低でもフィルター厚は4mm〜5mmくらいです。ところが今日写真に撮ったこのフィルターは厚みが3mm弱。一般的なフィルターは複数枚を重ねて使えるようにフィルター全面にもメスネジが切られていますが、この製品はそこを割り切ってネジを無くす事で超薄枠タイプになっています。

私もたった1枚しか持っていないこの特殊なフィルターは17,8年前に購入した ”Kenko L37 Super Pro（w）62mm” という製品。商品名こそ今でも存在しますがこのようにネジ無しタイプは見かけません。保護フィルターとして使うならこれが最適なんですけどね。薄いだけでなく見た目もツルンとしていて引っ掛かりも無くすっきりします。これの49mmが欲しいのです。

Kenkoさんにメールでも出してみようかしら。