野辺山天文台横には ”南牧村農村文化交流館「ベジタボール・ウィズ」” なる施設が併設されています。これまで幾度となく天文台には来ていましたが、こちらの施設に入るのは初めて。村にこのような施設があるというのはそれだけで驚いてしまいます。

一体何の施設だろう？と思ったらどうやら観光案内の他にプラネタリウムとフライトシミュレーターが完備されているらしい！ しかも入館してみると何やら本格的なシミュレーターらしき設備が見て取れる．．．。そんな予定は全くありませんでしたが15分ほど楽しめるとの事ですし、ちょうどそのタイミングは待ち時間なし！と言われたので物は試しにやってみる事にしました。

このサイズ感ですからね、きっとボーイングとかのジェット機のシミュレーターだろう！とワクワクしながらコクピットへIN。

するとどうでしょう？ 一見それっぽい作りになっていますが計器類が全く無い。操縦桿というよりジョイスティックに近いコントローラーとスロットルのみ。まあそりゃそうですよね、ここはパイロット育成施設でもなければ航空学校でもないのですから。正面のディスプレイに映し出された格納庫内の映像はそこそこリアルですし見晴らしも良好。

いざ出発。ん〜これは完全に子連れの家族で楽しむ設備でした。先導する飛行船の後ろについて正面に出てくるリングをくぐってはいポイント！みたいなゲーム感覚。しかしゲームセンターではありませんので単純にそれだけで終わるわけではなく、そこに使われている景色はここ野辺山の上空という設定ですから、アニメーションチックではあるものの土地勘の無い人にも観光スポットの場所などが俯瞰で確認できるという工夫が盛り込まれています。観光案内を上空から！というわけですね。

この後撮影のロケハンを予定していたためプラネタリウムをゆっくり見ている余裕はありませんでしたが、観光目的で野辺山を訪れるならこうした施設をゆっくり楽しむのも良いかもしれませんね。