Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

北海道短期集中観光 2019.8(3)

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All Photo by inos

明治公園は根室駅からでも頑張れば歩いて行けるくらいの距離にある開放的な公園。

ただの公園なら私もわざわざ訪れたりしないと思いますが、なんでもここの公園には歴史あるサイロが現存するというので早朝から行ってみることに。朝の公園って清々しくて良いですね。

公園の敷地を歩き始めればすぐに目に飛び込んでくる雰囲気満点のサイロ。北海道っぽいというかこのデザインはむしろヨーロッパにでも来たような印象を与えますね。昭和7年と11年に建てられたものらしいですからだいぶ古いものですが、管理が行き届いているのかすごく綺麗でした。

サイロってことはこの中には家畜の餌などが入っていたということで、つまりこの辺りはその昔牧草地帯で家畜が飼われていたということなのでしょうかね。根室の市街地にほど近いので俄かには信じられません。ただ今も一面の芝が当時を再現しているようで美しかったです。

インターネットとはこれまた便利なもので、これから旅行に行こうと思う場所の見どころを先行して調べることが出来ます。あまり調べすぎてしまうと “当日行く喜び” というのが半減してしまいますが、いったいどんな観光ポイントがあるのかを予習しておく程度なら実に便利です。

そんなわけで根室に行く!と決める前は知る由もなかった ”根室車石“ というのを見てみることにしたのです。行き先が決まればGoogle Mapに入力するだけで辿り着ける...便利な反面どこか人間がダメになりそうな気も。

ここに来て初めに目に飛び込んできたのが海の向こう遥か遠くに見える陸地らしき島。あまりにも平らな形状は映画インディペンデンスディで巨大なUFOがやってきた時のよう。後になって調べてみたらあれはユルリ島という日本の国土らしいです。昔は人が住んでいたようですが今は無人島。なんでも野生化した馬がいるのだとか。行ってみたいです。

気温の変化の影響か海側からそこそこの強風が吹いており、一見すると台風並みの大しけ状態。まあ波打ち際まで降りるわけではないから大丈夫でしょう。

それよりもこの美しい緑の岸壁の真ん中に何やら白い軽自動車らしきものが斜めになって停まっているのが気になりました。あの車はどうやってあそこまで入っていったのでしょうか。そしてあそこから抜け出して帰れるのでしょうか?あんな場所でスタックしてしまったら誰も助けに行けれないような。

遊歩道に従い濡れないまでも水しぶきが届きそうな所まで降りていき、激しい荒波に大自然のダイナミックさを感じつつ、その場からふと陸地の方を振り返るとそこに ”根室車石“ が現れます。

放射状でまるでタイヤのような岩の造形美。

6000万年ほど前、マグマが海底付近で急に冷やされ出来た形状と言われており、6メートルという直径は世界的にもあまり例がないそうで国の天然記念物に指定されているそうです。確かにこんな扇型に広がる岩というのは見たことがありませんね。しかも巨大。

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