Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

お正月飾りを納めに行く

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All Photo by inos

正月飾り、我が家では玄関に飾るしめ飾りがそれにあたりますし、場合によっては大事に保管してあった昨年のおみくじなども私的には一緒の扱いなのですが、それらを処分するのに “燃えるゴミに出す” というのはいささか気が引けて出来ませんので、毎年どこかの神社へ出向いて納めるようにしています。

気まぐれながら今年選んだ神社は埼玉県は秩父にある三峯神社。我が家から高速道路を使う事120km。

何はともあれまずは腹ごしらえをしない事には!と言うことで、現地に到着するなり食べたランチは三峯神社境内にある大島屋というお店で秩父名物 “わらじカツ丼”。大きなカツが丼の上に2枚も載っているジャンキーメニュー。

でもどちらかと言うとここ大島屋の名物は食べ物よりもそこからの眺望。テラス席から目の前に奥深い山々を眺めながら食事が楽しめるところがポイントですね。小鳥達が餌を食べに来たりするのもまた可愛らしく。

※大島屋の全景写真を撮り忘れてしまったため、上の建物外観は大島屋の隣の建物を参考までに掲載しています。

三峯神社へ足を運ぶのはこれが初めて。境内はかなり広いと感じましたが本殿は想像していたよりはこじんまりとした印象でした。ただ金銀で彩られたカラフルな装飾は日光東照宮のそれに近いものがあり、古さの中にもどこか現代的な要素が感じられました。何というか、活きた神社とでも言いましょうか。

さてこの三峯神社、話には聞いていましたが秩父でもかなり山奥に位置しており、同じ秩父でもあの長瀞から更に50kmほども山奥ですから生い茂っている木々の成長っぷりが凄いです。写真に写っている御神木は樹齢800年とも言われるくらいの大木。すごい太さですね。

三峯神社の境内で見かけるこうした建造物の特徴はとにかく造りが細かい事。この写真を見るだけでもちょっと他の神社では見たことがないくらいのディテールに言葉を奪われますよね。色だけでなくパーツの加工精度と部品点数...なんですかこれ。

三峯神社最大の特徴はその立地。山奥にある事は前述したとおりですが、その標高は1,100メートル。奥宮遥拝殿と呼ばれるこの場所からは下界が見渡せるだけでなく運が良ければ雲海を眺めることも出来るのだそうな。

雲海って一般的にはよく冷えた早朝に出るでしょうから、お昼頃に到着した我々がこの場で目にする事はなかったわけですが、それでも天気の良さが幸いして開けた景色の向こうに絶景を眺める事ができました。話によるとこの場所は有名なパワースポットらしいですね。

我々は「綺麗だね」と遠くを眺め写真を撮っているだけで吹き付ける風の冷たさに凍えるだけでしたが、本当はもっと全身で気を感じる場所なんでしょうね。何かご利益があれば最高ですが、今日のところはお正月飾りを収めるという目的は達成できましたのでひとまず2022年もこれにて無事スタートできた感じ。

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