Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

昇仙峡を旅する(1)

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All Photo by inos

週末は東京ではないどこかへ...。この週末は山梨県の昇仙峡までひとっぱしり。

山梨の観光名所って比較的たくさん巡っていた気がしておりましたが、意外にも昇仙峡って今回初めて訪れたんですよね。ゴツゴツした岩肌が特徴の場所...くらいの予備知識。

早起きの週末と言ってもせいぜい7時くらいのものですから世間様からすれば「普通でしょ」と突っ込まれそうですが、我が家にとっては決死の覚悟で目覚めました。自宅を出たのが9時くらいですから中央道を使っても到着はお昼前。

当然のことながら ”腹が減っては戦は...” という事で現地で有名な流しそうめんのお店 ”右衛門(en-e-mon)” に立ち寄りました。お昼時に有名店なんて聞けば長蛇の列で30分くらいは並ぶのかと覚悟していたところ、案外スムーズに入店出来て実にラッキ-。迫力のある門構えで期待が持てます!

店内と言っても基本的に客席は全て屋外に設定されており、錦鯉が泳ぐ庭園のような庭を眺めながらくつろげる席の他、逆サイドには目の前を流れる川の音を聞きながら清涼感が味わえる席の二種類が準備されており、いずれも石を削り出して作られた流しそうめん専用テーブルでここだけの体験が出来る贅沢なお店です。

全ては個室のように仕切られていますからプライベート感もありますし、そもそも居酒屋のように馬鹿騒ぎするようなお店でもないので落ち着きがあって良いです。

どうですかこの石のテーブル、他ではまず見たことのないデザイン。ここ昇仙峡は石の加工で有名な場所だからかこの土地ならではの工夫が見て取れます。

メニューはあまり多くないですが、流しそうめんのお店に来てラーメンやカレーを頼む人はいないでしょうから、やはりそうめんがあればそれだけで成立するのでしょう。我々はそこに天ぷらやイワナの塩焼きを追加しました。あ、そうめんの替え玉も1つ追加。

全ての席がこうした専用テーブルで相席はありませんから、さぞお客さんの回転は悪いだろうと思いきや案外入れ替わりはスムーズなんですよね。その理由はテーブルに書かれていた30分ルール。そう、食事が出てきたら30分で食べ終わりましょう!みたいなマナーにも似たルールがそこにはありました。

ほとんどが冷たい料理なので30分もあれば大体食べ終わるので時間オーバーの心配はないんですけどね。それに誰かがストップウォッチで計測しているわけでもないので文句を言われることもないのでしょうけれど、常識の範囲で食べてねって事でしょう。

この日は日向にいれば少し暑いくらいの陽気でしたので冷たいそうめんはとても美味しく、体が冷え始めたところで食べる揚げたて天ぷらもまた最高で。そして何よりお店の店員さんの丁寧な接客とフレンドリーな会話もとても心地よく、振り返れば結構な金額のランチになったわけですが決して悪い気がしない...むしろもう一度行ってみたいお店。

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