天体撮影の終わりはいつも薄明と共にやってきます。写真撮影と聞いたらパシャっと撮るだけだから準備を含めてもせいぜい1時間もすれば終わるだろうと普通は考えるでしょうが、星に関しては1対象撮るのに30分とか1時間とか、長い人は数時間掛けたりするので、複数対象を撮ろうと思えば自ずと朝までコースになります。朝まで撮って3対象．．．みたいなのが一般的でしょうか。

ただ、普段の生活が基本朝寝坊な私ですから、こんな時の夜明けはとびきり綺麗に見えます。星を撮った翌朝は快晴に近い晴れですから尚更ですね。

撮影を終えれば撤収含めてもせいぜい6時くらいには解放されますが、その後の時間の過ごし方はいつも難しいです。急いでいる時は自宅直行以外選択の余地はありませんが、寝不足前提を考慮して大抵は明けた日を休みにしている事が殆どですから、そのまま帰るのがもったいない場合は寝ずに観光に移ります。しかし6時からの観光ってなかなか宛がないんですよね。お店とかもまだ開いていませんし。

今回はその足で八ヶ岳高原ヒュッテに向かいました。結果から言うと建物は工事中で立ち入る事が出来なかったのですがそこへ続くこのまっすぐな道が私は好きで、これもまた野辺山まで来たという実感に直結しています。こういうところを走れるというだけで満足、ドライブ付きというのはそういものですね。