Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

生まれた場所の近くで大変な苦労をした

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All Photo by inos

いつになく長いゴールデンウィークの今年ですが、私はさほど激しいアクティビティに挑戦することもなくのんびり過ごしておりました。

とはいえ多少は出歩きました。長野(南部)の実家からそう遠くない距離にある ”日本中心の地“ に行ったのは令和元日の事。令和の始まりを意識しての行動だったかもしれません。

 

日本の中心の定義は賛否両論あるようで、日本全国を見渡せばここ以外にそれを訴える場所もあるようですが、私のような素人が日本地図を遠目に見れば確かにここ辰野町の山の中が真ん中のように見える...。そしてGPS片手にその場を訪れてみればそれを証明するかのように日本の中心の標があります。

東経137度59分36秒、北緯36度00分47秒と記されています。この標は1枚目の写真の展望台から100メートルほどの距離にあり、おそらく標のある場所が中心地で、展望台は観光用として見晴らしの良い場所に建てたのだろうと思います。

ここまでは全て車で行く事ができますが未舗装、それもかなりの悪路のため車高の低い普通乗用車で向かうのはオススメしません。

さて、実は日本中心の標から数km離れた場所には “日本中心のゼロポイント” と呼ばれる場所があります。どちらも日本中心というワードが入っているため大変わかりにくく、いったいどちらが中心なの?という疑問を持ちますが、こちらのゼロポイントと名のつく場所は東経138度00分00秒、北緯36度00分00秒という事で、つまりは緯度と経度が00で交わる交点ということです。

でも実際は緯度経度がキリよく交わる場所が日本の中心なはずはなく、つまるところ日本の中心に一番近い交点ということで “日本中心のゼロポイント” という紛らわしい名前が付いているものと思われます。

こちらのポイントは車で行けるような場所ではなく、最寄りの駐車場から獣道を1km以上歩いた山奥にあり、途中の分岐を間違えたりするととんでもない場所へ行ってしまい下手をすると遭難するんじゃないか?という危険もありますので、訪れる場合は軽登山の装備と覚悟で行くのがベストです。

なぜこんなことをわざわざ書くかって、実際家族で訪れた我々がそれに近い状況に陥ったからで、獣道から道路に出た時には車を停めた場所から2.8kmも離れた場所におり、小雨の中いったいここはどこだ?という状態でした。幸いスマホの電波が届く場所だったため自分達の位置をマップ上で確認できましたし、途中で別れた父親が車で迎えに来てくれたため助かったものの...それが無かったらどうなっていた事か。

いえ、理由ははっきりしていて、実は当日は先にこのゼロポイントを訪れていて、徒歩のルートの途中にある分岐に “日本中心の標” の方向が記された道しるべがあったためそこまで歩こうということになったのですが、後になって調べたらその距離が約5kmもあったわけで、道しるべには各ポイントまでの距離が何も記されていないため方向だけを信じて歩いたのでした。

しかし実際は山道を5kmなんて現実的な距離ではなく...。日本中心の標と日本中心のゼロポイント、この2点間は車で移動する距離ですのでご注意を!

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