Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

DESIGN FESTA 2019.5(4)

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All Photo by inos

暗いエリアはこの写真に写っているスペースのみ。だから空間的にはそれほど広くないですし暗いとは言っても天井の照明が点いていないだけなのでびっくりするほど暗くもないです。でも広い会場の多くのブースを見ていてだんだんマンネリ化してきたところにこのエリアが現れるとちょっと気分が変わって良いんですよね。

なぜ苔テラリウムが暗いエリアに展示されるのか前から疑問といえば疑問だったのですが、照明で照らしての展示故存在感が出るからでしょうか。確かに明るいエリアに展示されている時よりも人気があったように見えました。

ただ、なかなか売れないんですよね。皆「カワイイ〜」って見ては行くのですが購入している姿はほとんど見たことがありません。お値段とかの理由もあるでしょうが、恐らく手荷物が増えてしまうのをためらっての事じゃないかと思うんですよね。これを片手に4,000ブースも見て回るのはなかなか現実的ではないというか、ただでさえ数万人の人でごった返しているので安全に持って帰るのは難しそうです。

こうしたイベントは主催者側が全体のレイアウトを統括して行なっており、出店者各々が希望する場所にお店を広げられるわけではないと思うので半ば運みたいなところはありますが、出来ればこういう繊細なものを扱うブースは入り口付近とかに展示させてあげたいですよね。それなら来場者も帰り際に買えるので場内を持ち歩かず安全です。またはコインロッカーが近くに沢山あれば解決するかもしれませんね。

で、私は購入したのかというとやっぱり購入には至っておりません。だって自分で作っていますから買う必要がないというか、なんならこうして販売されているものを超えるセンスの良いものの製作に力を入れておりまして。

なんだか昭和の学研の付録にありそうな手作り感溢れる面白いラジコンが出店されていました。その名も ”月面ロボ”。

「実際に月面を走ったことがあるんですか?」 との問いに「流石にそれはないですけどそこを目指しています」と笑って回答が返ってきました。トラクターみたいなごついタイヤの2輪走行なので原理的に車体の上下がなく、どう転がってもタイヤが地面を捉えるため走破性が高いというのが特徴。少し順番を待てば誰でもお試し走行が出来るよう3台の車両がフルで稼働していました。

動きはゆっくりですし操作にはやや癖がある感じでしたがこういうものを作ってみようという発想が素晴らしいですね。沢山売って儲けようという欲よりも、面白そうだから作ってみましたというその感じこそがデザインフェスタならでは。

車両は3台なのにそれを走らせる展示スペースは結構広く3コマ分くらい使っていましたからなかなか贅沢な出店ですね。

他にも光り物は色々な出店者がいました。ひたすらDJをしているブースがあったり、夏に先駆けて金魚を象ったライトを販売していたり。どれもアイデアに満ちていて、購入目的というよりは技術的関心で見るだけでも面白いです。

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