今年も梅酒を仕込みました。と言っても昨年は一昨年のものが残っていたので作らなかったのですけれど。

そもそも私はアルコールを飲まないのでこれだけ作ると1年では消費できず結果的に2年目に突入するわけですが、自分で作るという行為そのものを楽しみたいだけなのでそれでも良いのです。梅酒って正直作るより買ったほうが安くて美味しかったりしますからね、目的はそこじゃないのです。

前回は青梅とブランデーベースのリキュールを使ったのですが仕上がりが想像と違ってちょっとイマイチでした。その前は南高梅とホワイトリカーを使って成功、という事で今回は初心に戻ってホワイトリカーを使うことに。南高梅はどんなのが良いのか見た目ではよく分からないので、2Lと3Lが売られていたうちの大きいほう3Lをチョイス。肉厚なほうがよりエキスが出るんじゃないかと願いを込めて。

氷砂糖はたっぷり入れます。前回は甘め控えめ！と思って意図的に減らしてみたのですがそれが失敗の元。氷砂糖は甘みの調整の意味もありますが、第一の目的はアルコール内の糖度を上げることで浸透圧を高め梅のエキスを押し出す役割があるのです。これを控えめにしてしまうと浸透圧が上がらず梅が潰れてくれないので全然梅酒っぽくなりません。

何事もこうして失敗を重ねて少しずつノウハウが蓄積されていきます。それが形になるのは1年以上先というのは人生とちょっと似ているような。