Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

春はまだかいな

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All Photo by inos

Edge800を購入する前から気になっていたのは、そこに使われているGPSチップ。

Edge205や305にはSiRFstar IIIが搭載されている為測位精度に関しては折り紙付きですが、その後、愛車MINIのために購入したGARMIN nuvi250では、公式な型名こそ無いものの「高精度チップ」と呼ばれた無名のGPSチップがなかなか良い仕事をしてくれて、正直SiRFstar IIIよりもコールドスタートの立ち上がりが早く快適でした。そこで今回購入したEdge800に期待したのは、その無名「高精度チップ」。

実際メーカーからGPSチップに関しての情報は公開されていないようですからはっきりした事は分かりませんが、私の所見では、Edge800に搭載されているのはSiRFstar IIIによく似た別メーカーのモノではないかと。と言うのもSiRFstar IIIの特徴は、精度は良いですが屋内等に入り一旦GPS測位が途絶えるとその近辺で極端にLogが暴れる特徴があります。その他のGPSでは測位が途絶えた所でLogが微動だにしなくなり、次に正しく測位出来た場所までが直線で結ばれるものが多いようです。Edge800ではこの暴れが確認出来ますからSiRFstar IIIの親戚かなぁと安易な予想です。

そしてコールドスタートからのGPS測位もEdge800はSiRFstar IIIに近いです。電源投入直後、一度に4つ位の衛星を捕まえてそれが完全に測位されると、改めて次の4つ位の衛星を捕まえる...という挙動で徐々に数を増やしていくのですが、「高精度チップ」を搭載するnuvi250の場合には始めからその時間帯にあるべき衛星を一気に掴みにいくため当然全ての衛星を掴み終えるのはnuviのほうが早いです。私はEdge800にこの一気掴みを期待していたのですがこれだけは少々残念です。自転車に乗る時に、まず表に出て1分程衛星を受信して...という儀式が面倒に感じる時もありまして...。

ただ、走行中のデータ更新はEdge205より早い気がします。衛星により測位したデータから速度を割り出してディスプレイに表示するGPSサイコンでは、ホイールの回転数をセンサーで計測する一般的なサイコンより表示更新に遅れが出て当然なのですが、このEdge800はホイールセンサー並とまではいかないまでも違和感を感じない程度には高速に反応するようです。自転車を降りハンドルから取り外して1,2歩足を進めただけでも速度が表示されます。

何はともあれ購入後は景色よりディスプレイを眺めながら走っている時間の方が多いくらいですから全体的にはなかなかのお気に入り。ただ近頃の寒さは ”遊んでばかりいるなよ” と神様に叱られているようでいっこうに温かくなる気配を見せません。

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