Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

樹脂パーツを長持ちさせるための処理

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All Photo by inos

故障車じゃないですよ、お手入れ中です。洗車とワックスだけで3日間掛かったわけですが、次はウレタンパーツのコーティングです。

ジムニーは実用一点張りのクロカン4駆という位置付けなので、エクステリアの見える所だけでもかなり樹脂パーツが使われています。傷ついたり壊れたりしても目立たないよう始めから塗装がされていないのです。バリバリに割れてしまって新品交換する際にもパーツを低価格に抑える目的もあろうかと思います。商用車に近い一般乗用車といったところですね。

ただそれゆえ、無塗装の樹脂パーツというのは買って1年もすれば紫外線や雨風の影響で白く変色してしまいます。劣化が進むと表面が粉っぽくなったりもしますね。一般的にはそうなってから ”あまりにもみすぼらしい” という理由でシリコン系のワックスを塗っって一時的に黒っぽく復活させる人が多いかと思います。でもそういったワックスは数回の雨や洗車で洗い流されてしまいまた元どおりなんですよね。

今回、愛車ジムニーの樹脂パーツに施工したのはWAKO’SのSH-R未塗装樹脂用耐久コート剤 SUPER HARD。150mlで6,000円。何かの間違いじゃないか!と思うくらい高い。

でもこの溶剤はシリコン系のそれと違ってケイ素による浸透系化合物ですから、油よりも塗料に近い感じ。付属のスポンジに数滴垂らして塗り伸ばせば驚くほど広い範囲に塗ることができますから、小さいと思った150mlのボトルはいったいいつ使いきれるだろう?というくらいで、そう考えれば6,000円も高くないか...。

その代わり、塗料に近いという事は塗るつもりのない場所に付着すると後々面倒なことになるわけで、私はバラせるパーツはこんなふうに分解してから塗ったというわけです。それでも蜂の巣のようになったグリル内の網の1マス1マス全部塗るのはなかなか骨が折れました...。次からは何か専用の ”塗り塗り棒!” みたいなものを作らないと効率が悪いですね。

できればバンパーも外したかったんですが流石にこの気温の炎天下で車の下に潜るのはやりすぎだろうと考え、大物パーツ周辺はマスキング処理で対応しました。ワイパーからアンテナからドアミラーまで、作業すること4時間。樹脂パーツだけで4時間です。何か感覚が麻痺していますね。

あとはこの溶剤の乾燥には5日ほど必要とされており、最低24時間は水に濡らしてはならないとされています。週明けはまた天候が悪化するそうですが大丈夫でしょうか。それさえ乗り越えれば6ヶ月〜12ヶ月の効果と言われています。

これにて金属ボディ全体のワックスと、樹脂パーツ全体のコーティングが完了しましたから上物はほぼ終わりです。あとはガラス全面の処理と下回りですね。

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