Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

北海道短期集中観光 2019.8(1)

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All Photo by inos

週末だから今日もきっとジムニーのドライブネタだろう...と思った方も多いかと思いますが、この週末はマイカーはお休みして北海道に来ております。今年の夏休みは今日からの3日間。

思い起こせば私もこれまで北海道の色々な所を見てきましたが、スケジュールの関係で行けていなかった根室、帯広あたりが今回のターゲットです。東京から新千歳空港まで飛び、そこから車移動ですから初日は根室までの移動でほぼ1日使ってしまうのが勿体ないところですが、私はこういう旅も嫌いじゃないですね。いきなり飛行機で目的地まで行ってしまうとその距離感とか北海道のスケール感とか感じにくいですし、何より地を移動する事による景色の流れから大自然を満喫できますからね。

北海道で借りるのはいつも決まってホンダレンタカー。以前はレンタル代をケチって軽自動車にしたところ快適性と燃費面でだいぶ痛い目を見ましたから今回はFIT Hybrid。都内のようなストップアンドゴーが多い地域や細い道をグイグイ進むときは軽自動車が重宝するんですけどね。北海道スケールだと660ccで高回転を駆使して走るより、余裕の排気量でゆったり走る方が疲れず燃費も良いです。走る距離が距離なので燃費が良ければレンタル代の差額くらいは取り戻せるでしょう。

まあただ雨男の私ですから、カラッと快晴!みたいにいかないのはいつもの事。

なりふり構わず入念に原付バイクをセットする彼を見た時、なんだか自分にも共通する執念深さのようなものが感じられました。頑張って走ってきたのだから最高の思い出を残したい...放り出されたヘルメットが訴えているようでした。

原付バイクのナンバープレートには足立区の文字。話を聞いてみると、驚くことに東京どころか愛知からそのバイクで走ってきたのだとか。今日が10日目でこれから更に北上し北海道を1周するという。恐れ入りました。

「せっかく走ってきたのにこの天気じゃ残念だったね」と雨上がりで泥水のようになった海を眺めながら言うと、彼は「いやぁ昨日の釧路までが最悪(雨)だったので今日はやっと曇ってくれたんです」とチャンスでも掴んだかのように明るく返してくれました。

なんだか自分がすごく小さな人間だったとその時思いましたね。正直、根室まで来たのにこの天気じゃ北方領土どころか100メートル先もぼんやりしてるよ!とがっかりしていた自分を。青年からすごく大事な事を教えてもらったような気がしました。

本土最東端 “納沙布岬“。今日新千歳空港から車で6時間ほど掛けて移動し、唯一見た観光スポットでした。初日は移動だけかな?と思っていたんですが、1箇所でも見ておけば2日目のスケジュールが楽になりますからね。私は私で頑張って移動してきたのです。

毎度のことながら私の観光は弾丸ツアーみたいなスケジュールですから、ここへの到着予定時刻は16時半。どう頑張ってもそれが限界。そして急ぐ理由はここ納沙布岬オーロラタワーの営業時間が17時までだから。

16時半に入館すれば30分だけ高さ96メートルからの眺望が待っている!そう思って訪れたのでした。そしたら何ですかこの貼り紙は!「臨時休館」って。酷すぎやしませんか!

ここは日本の最東端ですよ。そうそう来れる場所じゃないのに勝手に休まれては...。 まあ仮に営業中だったとしてもこの天気では何も見えませんでしたが、なんとなく上ってみたかった気がします。

そして私もまた先ほどの青年と同じようにじっくりその立て看板の前に車を止めて記念写真を撮るのでした。

さて、この日記を書いていて気づいたことがあります。

確かこの納沙布岬には有名な灯台があったはず...。完全に見てくるのを忘れておりました。車を停めたところから200メートルほどの場所なんですけどね。私は肝心な最東端まで行っていないというオチ。これは...。

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