Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

北海道短期集中観光 2019.8(9)

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All Photo by inos

「Boys, be ambitious.(青年よ、大志を抱け)」。私でも聞いたことのあるこの言葉を残したのは外でもないこの銅像のおじさん、クラーク博士だとされています。

札幌駅や新千歳空港のお土産コーナーに行くと ”札幌農学校クッキー” なるものが並んでいるのを以前より目にしていました。この時代に華やかさに欠けるパッケージで若者受けとは程遠い点が気になっていましたが、今回この銅像を目にして、正確にはクラーク博士の事を調べてみて初めてそのお土産の意味がわかりました。

”北海道開拓の父” と呼ばれるクラーク博士はその昔北海道農学校の副教頭の立場で将来の北海道開拓の指導者を養成した人だったのですね。札幌農学校は現在北海道大学と名前を変えたそうですが、その歴史を記念してクッキーがお土産として販売されているという...。

今回はそのクッキーは購入しませんでしたが次回は買ってみようかと思いました。

北海道は各地を結構巡ったことのある私でしたが、案外札幌近郊は灯台下暗しというかまだまだ知らないところがあったようです。ここ羊ヶ丘展望台もその一つ。仕事仲間に誘われなければこんな機会には恵まれなかったですね。

クラーク博士の銅像はこのエリア内にあります。想像していたのは車を降りてしばらく歩いていってようやく銅像現る!みたいな感じかと思っていたのですが、なかなかどうして、車を降りたら目の前にクラーク博士が待っておりました。ちょっとあっけなくて拍子抜けしてしまう感じ。

展望台という名前ではあるものの札幌に隣接する牧場でもあるようで、季節と時間帯によっては羊が放し飼いになっているようです。この日はお行儀よく皆飼育エリアに集められておりました。

いっぽうで札幌とは言えやはり北海道ですから野生動物も時々現れるようです。この時も目と鼻の先に鹿がペアで挨拶にやってきてくれました。鹿くらいなら良いですけどね、札幌にも熊が出るらしいですからそちらじゃなくてよかったなと。

札幌にはもう数え切れないくらい来ていますが、札幌ドームをまじまじと見たのはこれが初めて。東京ドームと違ってちょっと歪。空力を意識した流線型のソーラーカーみたいなシルエット。野球が好きだったり、大物アーティストのコンサートが好きな人は訪れる機会もありそうですが、私はなかなかドームに用事はありませんで未だにどこのドームも入ったことがありません。広いんでしょうね。しかしこうして見ると札幌って大都会。

クラーク博士は正面から見るのも良いですが夕日を指差す感じがなんとも感動的で良かったです。いつでも光には希望を感じますね。

今回北海道の最低気温はタウシュベツの朝12℃でした。もうすっかり秋ですね。雨が降ったり止んだりだったので湿度こそ高かったですが東京とは比べるまでもなく気持ちの良い陽気。北海道に憧れる人は皆こういう ”良い季節” だけ見てしまいがちですが、現実はこれからマイナス30℃なんていうとんでもない寒さが待っているんですよね。

牧場内には所々秋の装いが。コスモスとミントが隣り合わせで植えられているなんてなんとも北海道らしいじゃないですか。青い空の深さにもまたどこか夏の終わりを見たような...。

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