Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

東京モーターショー2019(1)

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All Photo by inos

明日より千葉県幕張メッセにて開催されるInter BEE(国際放送機器展)に向けて本日より会場準備に追われておりますが、こちらの日記は仕事とは無関係の内容でお届けします。

時を遡る事1週間以上、車ファンの話の中心は東京モーターショーにありました。私も時間を作って今年も足を運んできましたので今日から連載にてこちらのご報告。

会場は東京ビッグサイトを中心に、隣駅の青海展示場、そしてTOYOTA MegaWEBに至るまで過去最大規模のモーターショーとなったのではないでしょうか。若者の車離れが叫ばれる昨今どうしてこれだけのショーが成立するのか疑問も湧いてきますが...。

最初に足を運んだのがどこのブースだったのか今となっては定かではありませんが、比較的元気なうちに立ち寄っていたのがホンダブース。面白いと感じられたのは、新しいテクノロジーばかりに偏りがちなこうしたショーに、一部歴代の名車を並べていた点。

幅広い年齢層のモーターファンに楽しんでもらうための工夫でしょうか。

最高の瞬間を1枚の写真に収めた気がしました。自分の青春を懐かしむようにあの頃憧れたバイクを今ここで再び味わっているようなそんな空気が伝わってきました。

モーターショーの楽しさってこういうところかな?って改めて感じましたね。最新のスマートフォンを手に入れたからといってフィルムカメラの代わりにはならないように、もしここに並ぶのが最新の電気自動車や自動運転カーばかりだったら、そこに期待や驚きは見つけられても僕らの尺度で楽しむカーライフとは少し違う、でもホンダはその隙間を埋めてきた...そう思いました。

モータースポーツで活躍した歴代のマシンも並びました。これも ”歴代” という点が肝で、その時代に活躍した車を並べる事で、どの年代のファンが来ても必ず当時の記憶に戻れるような工夫がされているようでした。

このあたりは音楽業界に近いものがあって、どんな人も各々が心に響く曲って自分が学生時代から社会人に掛けて聞いていた曲だったりするように、モータースポーツもそれによく似た感覚でその時代を懐かしむことが出来ます。

一方で最新のテクノロジーを投入した電気自動車等も勿論展示されておりました。一昨年のモーターショーで公開され一目置かれたこちらの車。そのシルエットは当時とほとんど変わっていませんが今回は具体的にバッテリーチャージの様子なども並べて展示されていましたから近い将来市販化が予定されているのかもしれませんね。昔のシビックを模しているようでなかなか可愛いと思います。

今思えば会場全体を見渡しながらもそれほど気にしていなかったデジタルサイドミラー。今後はどんどんこちらへのシフトが予想されるデバイスですね。

デジタルサイドミラーですから、一般的にドアミラーが設置されている場所には最小限の出っ張りでカメラが搭載されており、車内のインパネ両端にドアミラーに代わる液晶モニターが設置されているというデザイン。カメラのレンズ次第ではこれまでのドアミラーの弱点だった死角を減らすことが出来ると思いますし、空力が良くなるために燃費改善にも可能性を感じます。何よりボディのエクステリアが随分スタイリッシュになりますね。もう5年もすれば多くの車がこうした装備を標準で搭載するようになるのかもしれません。

ホンダと言ったらこの車を抑えておけば間違いない!とされるNSX。89年に登場した初代と比べるとだいぶ印象が変わってしまいましたが、世界のトップスポーツカーと肩を並べる性能でしょうから、少なくとも日本国内でその能力を発揮出来るような場所はサーキット以外に考えられないような車です。

果たしてこうした車を存分に操れるドライバーというのは日本にどれくらいいるのでしょうね? アクセルを踏んで真っ直ぐ走って「早いね~」というのではなくて、もっと高い次元で操れる人...。

日本のスポーツカーの代表と言ったらこちらも忘れてはいけませんね。NISSAN GT-R。なんだか知りませんけど1千3百万円オーバーだそうですよ。ちょっと皆さん金銭感覚麻痺していやしませんかね? 私が知っている高級車と言ったらクラウンが300万円と呼ばれたころのもので、だからこそ「いつかはクラウン」なんてキャッチフレーズが出来たくらいです。それが今やこういう価格帯の車が珍しくない時代ですからね。クラウンの立場が...。

あまり詳しくないのではっきり言えませんが、NISSAN GT-Rって国内よりも海外のほうが人気がある気がします。ワイルドスピードみたいな映画の影響が大きいのでしょうかね。

NISSANと言ったらこちらも有名なスポーツカー ”Z”。なんでも50周年記念モデルらしいです。Zも既に誕生から50年も経つのですね。昔の西部警察が懐かしいです。近年は車が主役のテレビドラマって少ない気がしますね。昭和にはナイトライダーとか特攻野郎Aチームとか、結構面白い海外ドラマありましたけれど。

近年のモーターショーのコンセプトモデルは大抵こうしたLED照明による演出が組み込まれています。2年前はフロントグリルが全部LEDパネルで出来ており文字や絵を表示できるというものが流行りましたが、今年はこれくらい控えめでもしっかり主張する仕組みが流行りでしょうか...。確かにカッコいい気がしますが、こういうのは車の進化ではなく電飾の進化ですね。もっと車の本質的な進化にも期待したいです。

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