Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

愛車ジムニーいよいよリコール作業に向け準備する

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All Photo by inos

愛車ジムニーにリコールの連絡があったのは今年5月。内容としては「運転席ドア及び助手席ドアのワイヤーハーネス断線対策」との事で最悪の場合断線ショートによる発火の恐れ...と続けば、販売ディーラーとしてはしつこいくらいにリコール入庫を進めてくるのも当然の振る舞い。

しかし私のジムニーは新車納車後すぐにドア周りへの徹底的なデッドニングを施工しているからしてワイヤーハーネス交換となるとこれらが邪魔になり作業は困難。ハーネス交換を行うならこれらを一旦剥がして作業後再施工というプロセスは避けては通れない流れ。とはいえ真夏の炎天下の施工は非現実的と判断しリコール対応は先延ばしにしておりましたがいよいよ重い腰を上げる事としました。

夕方少し涼しくなってからの作業とはいえ気温は30℃。今日に限って東京は夏日だったりして体力的には楽ではありませんでしたがひとまず最低限サービスホールを開放するまでに至りました。

デッドニングに使用していたレジェトレックスはブチルゴムとアルミの積層構造なので制振性は抜群ですが、ブチルは一旦熱が入ると弾性接着剤のようにベトベトになり剥がれにくくなります。今回剥がしたレジェトレックスは既にサマーシーズンを2度経過していますから当然上手く剥がれるはずはなく...ご覧のようにサービスホール周辺には黒いブチルゴムがベタベタに残ってしまいました。

まあ根気よく剥がすかブレーキクリーナーで溶かせば綺麗に落とすことは出来るんですけどね、ひとまずハーネス交換はこれでも出来ますし、その後再びデッドニング作業を行いこの上からレジェトレックスを重ね貼りしてしまえば見えなくなりますからこのままにしておきます。

ちょっと気になったのがこちら。ドアのアウターパネルに貼り付けてあったレアルシルトアブソーブ。制振素材のレアルシルトに雨水を吸い込まない特殊素材の吸音材が貼り付けられたハイブリッド構造で、こんなふうにドアのアウターパネルにはピッタリの素材と言われていますが、ジムニーのドアのこの位置はパネル強度を上げるためリブが入っている関係でレアルシルトはリブの山を跨ぐように貼り付けることになります。

貼り付けた時は良かったんですけどね、2年が経過した今はこのように吸音材の下側がレアルシルトから浮き上がっておりました。これはこのレアルシルトアブソーブに限ったことではなく、吸音材の代わりにアルミが貼り付けられている通常のレアルシルトにも同じような事が言えて、今回のようにリブを跨ぐような使い方をした場合は粘着質のレアルシルトとアルミ素材が剥がれてくることがあります。

レジェトレックスのようにブチルゴムを使わずベタベタにならないという点では優れたレアルシルトではありますが、曲面へ使用した場合の耐久性はレジェトレックスのほうが断然良いですね。

2年前にデッドニングを行った頃には気にしていなかったドア付近のビリつき問題。私の車は左右ドアのガラス周辺から音が出ることは分かっていますので今後の対策の見当はついているのですが、それ以外に音が出そうな場所を探ってみるとこアウターパネルとインナーパネルの間に位置するこれらのパーツがカタカタと振動しそうなことが分かりました。

これらはドアオープナー付近のパーツであり、金色のロッドはドアにある鍵穴から伸びているので、キーを突っ込んで物理的にロックを解除するためのリンケージでしょうね。構造からして可動する前提ですからかっちり固定してしまうわけにはいきませんが、エプトシーラーでちょっとだけ振動を防止するくらいのことは出来るかもしれませんね。サービスホールを塞いでしまうとこれらの対策は出来なくなりますから、今回のリコールによるハーネス交換と同時に少しだけ手を加えておこうと思います。

ハーネス交換は明日ディーラーにて施工予定です。

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