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新技術いよいよ

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少し前に現物に触れる機会に恵まれていたのですが、オフィシャルな発表は本日でしたからこのブログではエントリー出来ずにおりました。SONYさんから発表された有機ELモニターのお話です。

プロ用機材としては7.4型の小型有機ELモニターが既に発売されていますし、民生用機器としても厚さ3ミリで11型のテレビが数年前に発売され話題を呼びました。その後民生用テレビに関しては国内での販売を終了してしまいましたが、そこには11型で20万円という価格設定が少なからず影響したのだと思います。

さて今回発表された25型はプロ用有機ELモニターですから250万円弱(入出力ボード別)とう価格設定のようですが、ポスプロで使用出来るマスターモニターと考えれば妥当な価格ですね。ブラウン管の時代と比較すれば安いです。

有機ELモニターの長所は皆さんご存知の通り、動きに対する反応の早さで、7.4型の小型ELモニターでも液晶と比べるとロールテロップに対する追従は素晴らしいと感じましたが、25型でもその良さは引き継がれています。そして一番驚くのは黒の絞まり具合。これに関してはもはやこれまでのどんな方式のモニターとも違う ”完全なるブラックアウト”。有機ELは原理上、画像中の黒部分は発光しませんからモニターの電源が入っていない状態の黒がそのまま再現されます。ブラウン管ですら黒は多少浮いていましたが、有機ELでは違和感を覚えるようなコントラストが再現可能です。これからプロ用モニターは徐々に有機ELが中心になって行くのでしょうね。

さて、そうなるとご家庭用のテレビはどうなるのか?当然の事ながら生産体制が整うにしたがってコストが下がり家庭用にも有機ELが出回ってくるのだろうと予想しています。それが来年か再来年かは分かりませんが...。

その時を期待して我が家では未だにブラウン管のSDテレビを使っているのですから。もう少しの辛抱です。

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