Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

形にするならいずれ自分の手で

By
All Photo by inos

「あなたの人柄がみんなに愛される日。自分のペースで進めて何事も大成功。」

こんなふうな占いが今朝のめざましテレビで流れていたのを見逃しはしませんでしたが、長い人は8年も会っていなかったのに、私が来ていると聞き、社員の皆やディレクターさんが駆けつけてくれた時は胸が熱くなりました。以前私が所属していたポストプロダクション L’espace Visionへ足を運んだのは、関係者向け公開イベントとして昨日今日の2日間オープンスタジオが行われたからでした。

ALEXA、REDONE、EOS 5D、PMW-F3それぞれの収録素材を用いたファイルベースカラーグレーディングが今回の主な検証内容です。これらの画質比較は勿論ですが、それぞれの長所短所を知った上で、各メーカーのカラーグレーディングシステムを上手く使い分け、最適なワークフローを提案するのがポストプロダクションの立場における作品作りに対するアプローチである事を明確に展示していました。

これらの高性能カメラで撮影した素材は加工前のオリジナル素材で見ている限り大幅な画質差はありません。どちらかと言うと、Nucoda FilmMasterにしても、Lustreにしても、DaVinci Resolveにしても、Pabloにしても、それらで合成したりカラーコレクションしたりグレイン処理をしたりするプロセスの中で画の荒れ方に差が出てくるという、静止画をPhotohsopで扱うのと考え方は同じです。どれが良いかと言う事よりも撮影のシーンに一番適した機器をチョイスするというのが賢い使い方ですね。例えば色載りよりもS/Nの良い機材を優先する場合もあれば、使用するレンズを優先してマウントを選択する場合もあるでしょう。

一昔前ならば映像と言えばTVが第一に思い浮かんだものですが、IT社会である現在は、ネットでの動画配信もあれば携帯電話でのコンテンツ再生もあり、場合によってはデジタルサイネージのような公共設備で使用されるケースも考えられますから、そのファイルフォーマット、サイズ 、コーデック、納品形態は様々です。

でもそのどれもに共通して言える事はプロの世界であれば上を目指す事。それは、画質で言えばより高画質に、作業効率ならワークフローの検討、納品するなら汎用性等の見直し、そして何より肝心なのは作る人も見る人もワクワクするような作品作り。

今日はいろんな意味でワクワクする1日でした。この貴重な刺激をまた明日からの原動力にしようと思います。

 

コメントを残す

*
*
* (公開されません)