Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

TOKYO AUTO SALON 2020(10)

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All Photo by inos

昔と違い近年のこうしたイベントや展示会は、現地で撮影してきた写真の後処理に非常に時間がかかります。理由としては館内照明と各ブースの照明の色温度が違うからで、館内は水銀灯メインで色温度は低めで緑が被り、各ブースはLEDライトで色温度高めの青被り。

当然普通に撮った写真はミックス光で色がバラバラですから、後処理でマスクを描いて部分的に色を合わせるような作業が必要になります。1日で650枚も撮ってしまったものですからそりゃもう毎晩RAW現像作業に追われるわけで...。

今日はそんなLED繋がりでこちらのブースのデモカーをご紹介。近年どういうわけか車のライトはLED化が流行ですよね。ヘッドライト、ウインカー、テールランプ、車内灯、全てがLED。

特にウインカーなどはシーケンシャルに動作させ流れるように見せていたり、ヘッドライトはスモールとウインカーを兼用にしてウインカーを点けた時だけオレンジに光るとか。いずれもドレスアップ目的で設計されており、性能的に電球より勝る点というのは実はそれほどないようにも思います。同じ明るさを確保するなら低消費電力で実現可能という点くらいでしょうかね。

とはいえこのイベントはカスタムカーの祭典、目立ってなんぼ!の世界ですから、光物はあちこちでピカピカ眩しく輝いています。この場だから良いですけど街中ではちょっと恥ずかしいくらいに目立つものも。

LEDは目的に応じて正しいものをチョイスすれば電球以上の能力を発揮するものだと思います。光源の性質から、照らすより見せるための光として最適ですね。つまりヘッドライトよりテールランプとしてのほうが適していると思います。

近年LEDヘッドライトを搭載している車が対向車だった場合、やたらとキラキラ眩しく感じるのは光の性質によるものですね。スペクトルが単色に近いため人の目に対する刺激が強いのです。

しかし照らすための照明として使う場合、逆にそれがアダとなり、明るい割には見づらいという経験をする人も少なくないかと。あらゆる波長の光を持った太陽光のようにはいかないのです。

室内灯をLED化して明るくカスタマイズするという方向性は車種を問わず多くの方が挑戦しているかと思います。しかしここでもLEDにすると光がやたらと白く光源が眩しく感じるわりに手元は明るく感じないという問題が起こります。

LEDの白は青と黄色をミックスして作られているので、手元を照らしている光はあくまで青と黄色であり、その単色カラーで照らされた物体は自然な色には見えないのです。

実は私もジムニー用の名も知らぬ室内灯LEDを入手しているので近々その報告をしたいと思っています。ただLEDを付けたのでは上の問題は解決しないのでもう一工夫でなんとか...。

ショウワガレージさんブース。今回のイベントでこれだけはもう一度じっくり見てこようと忘れずに立ち寄ったのがこちらのブースでした。近い将来私のジムニーにもルーフラックを取り付けようと考えており、こちらの製品が第一候補なのです。

ショウワガレージさんが扱うルーフラックA-Xシリーズは全てアルミ製で超軽量。大人であれば片手でも持ち上がるくらいの軽さが特徴。また、雨ざらし前提と考えるなら錆びない素材というのが重要なわけでして、このラックはその全てを満たしています。

また、昨年にはジムニー専用の脚付きモデルもリリースされましたから、汎用のルーフキャリアが無くても直接ルーフレールに取り付け可能。勿論足もアルミ製。

表面はチジレ塗装のような仕上がりなのでアイアンのように重厚感があるのも特徴ですね。しっかりと焼付塗装されているとのことで耐久性も高そうです。

これで耐荷重は30kg程との事。想像したより低い設定ですがそこはかなりマージンを持たせている様子。実際は人が乗るくらいは大丈夫そうですがどうでしょう? ただ屋根の上にそれほど重いものを積むというのは走行性能的に危険な領域に入ってきますから30kgという設定は妥当なのかもしれません。

このルーフラックを取り付けるうえで問題があるとすれば2点。

一つ目は自分で取り付けようにも荷物が大きいため自宅への配送はしてくれないという事。もう一つは、これを取り付けてしまうとジムニーの屋根が洗えなくなるという事。

さて。

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