Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

ジムニーのエクボを修理する

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All Photo by inos

この週末は愛車ジムニー修理も行っておりました。「修理って新車ぶつけたの?」って思われるかもしれませんが、ぶつけたのではなくどこかでドアを当てられたようでして...。

先日洗車をしておりましたら運転席側のドアに4cm大のエクボが出来ておりました。最近は街のコインパーキングなどもよく利用しますし、都内のショップの駐車場は1台あたりのスペースが狭いですから大きな車が隣に停まると冷や冷やしていたのですが案の定といった感じでして。

まあ風が吹いたりしていれば勢いよくドアが開いてしまうこともありますし子供が降りるときには加減が分からなかったりしてコツンッ!という事もあるでしょう。自然災害みたいなものですから仕方がないですが、納車数ヶ月でこれは少々悲しい...。

そこで修復をお願いしたのが町田にあるY’s FACTORYさん。東京では有名なデントリペア専門店ですね。

まずは凹んでしまったドアの確認から。あらら...なんとも無残な姿。直径4cmくらいの凹みで結構強く当たったらしく深さもあります。中央部分は相手のドアが擦った傷もついており、発見直後は黒いペイントも残っておりました。車から10メートルくらい離れて見ても確認できるくらいはっきりした凹み。もちろん私の心も...。ジムニーのようにドアパネルが真っ平の鉄板は外力に対して弱いですからぶつけられると簡単に凹んでしまうとの事。聞けばなるほどなぁという感じ。

そんな話をしながらこちらのリペア職人さんは「アクセスもしやすい場所ですし綺麗に直しましょう」とニコニコ顔で作業開始。

専用工具を窓の隙間から突っ込みグイグイ直していきます。リペアツールは支点と作用点の2点を上手く使いテコの原理で凹みを押し出す技術ですが、その2点の取り方が長年の経験から導き出されるのでしょうね。今回はガラスを支点として使ったと言っておりました。

しかしです、私の車はこれだけでは直りませんでした。リペア前から懸念しておりましたが、私のジムニーはドアのアウターパネルにデッドニングを施工していますから単なる鉄板のようには直せないのです。凹みを点で押せないというのでしょうか、微妙な力のコントロールが伝わらないのです。

内張を剥がし施工箇所のデッドニング材(レアルシルト)も剥がす事になりました。貼り付けるのは簡単でも剥がすのは大変な作業なんですよね。インナーパネルのサービスホールを塞いでいるレジェトレックスを剥がし、そこから手を入れてアウターパネルのレアルシルトを剥がさないといけませんから...。しかもこの時期にはゴムが硬くなっていますからヒートガンで炙りながら。

実際は凹みを直している時間よりこれらを剥がしている時間の方が長かったかもしれません。それでも全工程30分程度で治ってしまいました。

この完璧に修復されたパネル。凹んでいた箇所を知っている私でさえそれがどこだったのか見つけることができません。これぞ職人の技!こんなふうに綺麗に治るなら今後もドアパンチは怖くありませんね。塗装が剥がれてしまっていない限りかなりの確率で修復可能だそうです。雹の被害にあうとボディ全体で数十箇所がこのようにエクボだらけになるそうですがそれも見事に治せるのだとか!

修理代も板金塗装の数分の1程度ですからとても素晴らしい技術だと思います。この後私はルンルン気分で帰ってきました!

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