Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

ジムニーが帰ってきた

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愛車ジムニーがようやく初車検を終えました。ディーラーに約2週間も預ける事となった理由は先日の日記に書いたとおりメカニックのミスによるトランスファーギアボックス破損の追加修理が入ったため。

まあ私的には余計な出費が嵩むわけでなはくギアボックスが新品になりましたから文句はありませんが、交換したギアボックスの現物を見せてもらったところやはりドレインボルトの締め付けすぎで周囲にクラックが入っているのがハッキリ分かりました。メカニックの話によれば他車のドレインボルトはもう少し深くまでネジが入るらしいのですが、ジムニーはちょっとネジの頭が出るくらいまでしか入らないらしく、その見た目の感覚で締めすぎてしまった...と言っておりましたが、他車にはそもそもトランスファーギアってありませんけど...。トルクレンチ使ってください!

その他の点検整備の内容としては、エンジンオイルおよびフィルター交換、ミッションオイル交換、トランスファーギアオイル交換、前後デフオイル交換、ブレーキフルード交換、エアコンフィルター交換、左右リアスプリングアッパーシート交換、フロントトー調整。これらが私が指定した項目。

しかし聞けばこのうちトー調整のみ行なっていないというじゃないですか! でもハンドルセンターの調整はしておきました!と。

いえいえ違うんですよメカニックさん、私はハンドルをまっすぐにしたかったわけではなくフロントタイヤのトー角を適正値にして欲しかったのですよ! その理由は左フロントタイヤの片減りが激しかったから。点検の見積もりを出してもらった時にもその旨伝えていますし、点検で車を預ける際にも減ったタイヤの写真付きで説明していたんですけどね、実際に作業を行ったメカニックにはちゃんと伝わっていなかったようで。この2週間一体何をしていたんだ!と突っ込みたくなりました。

初めに説明をしてくれた若手メカニックの青年は「この客は面倒だ!」と判断したのか、しばらくするとベテランメカニックの方にバトンタッチされ、こちらとしてはもう一度事の成り行きを説明。

結果的にこちらが期待する内容に対する明確な回答が準備できていなかったとしてトー角の点検をその場で再確認してもらうことに。とはいえディーラーにはレーザーアライメントテスターなんてありませんからタイヤの前後の長さを計測するという超アナログな方法で気休め程度の結果を出してもらったのです。そして結論、ハンドルセンターを調整した事で左右のトーは対照でそれぞれ1.5度だったところ、今回の調整にて1度まで減っています!と。

ま、まあ良いでしょう。でもね今回の調整内容は事前に点検メニューとしてお願いしてあった項目なのですから、オーナーからそんな催促をされなくても入庫時の値と調整後の値を担当者の方から説明するのが普通だと思うのですけどね。

最初の若手メカニックの方なんて「下手にトーなんていじらない方が良いですよ」みたいなテキトーな返しをしてきたものですから、私としても「をぃなめちゃいかんぜよ!」と正論を訴えたのです。もう少し人生経験を積みなさい!。今回のトランスファーギアボックス破損の件も含め、ちょっとスズキディーラーでの整備には不信感を覚えてしまいましたね。

さて、愚痴はそれくらいにしておきまして、今回のメニューの中に含んでいた左右リアスプリングアッパーシート交換の内容がこちらです。

上の写真の黄色い矢印の先にあるのがリアサスペンションのコイルスプリング。下の写真の赤い矢印の先のスプリング中心付近に見える逆三角形のゴムの塊がリアスプリングアッパーシート。このアッパーシートですが新型ジムニーの初期型は三角の先端に穴が開いておらずシート上部に水や泥が溜まり周囲に錆を発生させてしまうと言われており、初期オーナーでその点気にする人はシート先端にドライバーのようなもので穴を開け水が排出するよう工夫したりしているようですが、現在納車されている最新車両においてはここが穴あきの対策品に改良されています。

今回交換したのはこの改良パーツを私のジムニーに流用したというわけ。なので赤い矢印の先に見えるシート先端には直径1cmくらいの穴が開いているのが確認できるかと思います。

作業としてはリアスプリングを一旦取り外す必要がありますから結構手間なんですよね。特に右側はマフラーも外さないと作業は難しいわけで。これらのパーツ流用と作業に関して、今回は保証の範囲内という事で無償対応していただきました。

全ての油脂類交換とこうしたパーツ交換により点検整備後のジムニーはすこぶる快調。代車のスイフトから乗り換えるととても静かでソフトな乗り心地。やはり自分の車が最高です。

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