Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

買い替えたいけどちょっとお高い

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All Photo by inos

噂されていたX100VがFUJIFILMから発表されました。X100シリーズは約10年前に発売された初代X100から、X100S、X100T、X100F、そして今回のX100Vですから5世代目という事になります。X100Sユーザーの私からすると昭和から令和くらいのタイムスリップでしょうか。

X100シリーズはその進化の過程で外見はそこまで大きく変わっていないんですよね。今回は初のアルミボディのアルマイト仕上げらしいので、これまでのマグネシウムへのペイントと比べると金属のソリッド感は増しているように思います。どうしても今までは金属なのにプラスチッキー感が否めませんでしたからね、アルマイト仕上げが高級感に繋がっていること願いたいです。

進化という観点で言えば、センサーが新型だとか、レンズが再設計されたとか、写りに直結するような要素が多いですが、正直X100シリーズで星を撮るわけではないので私はそこまで高画質は望んでいないんですよね。

私が新型に期待していたのは防塵防滴仕様とチルト液晶。なんと今回この2点をいよいよ達成してきました。

X100シリーズの最大の売りはOVFとEVFを瞬時に切り替えられるハイブリッドビューファインダーですが、OVF(光学ファインダー)は内部にゴミや埃が入りやすかったんですよね、4世代まで進化しても全く改善されなかった。それが今回発表されたX100Vでようやく防塵防滴仕様となりクリアーされたようです。写真の写りには何ら作用しなくてもこれは大きな進化です。

そして地面すれすれから撮影するときに必要となる液晶モニターのチルト機構、これも今回ようやく搭載されました。X100Sで地上5cmとかから撮影する時はこれまでノーファインダーで数打っておりましたが、今後はチルトしてくれるので一般的なデジカメのように使えますね。

私的に評価したかったのはこの2点のみ。その他の改善点に関してはX100シリーズならではというより時代の進化がそのまま反映されている感じですからね。

α7RⅡを持ち出すにはちょっと荷物が多くなりすぎるという時にこのX100Vはかなり良い仕事をしてくれそうですが、お値段がねぇ。初代X100が10万円程で ”プレミアムコンパクト” なんて呼ばれ方をしましたが、X100Vは16万円程になるそうです。この傾向はカメラにお金を掛ける人と掛けない人の二分化が進んでいるという事かもしれませんね。

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