運動不足解消のため立川にある昭和記念公園まで自転車でポタリング。西東京市の自宅から立川までは片道23kmほどですからママチャリより遅いペースで走った場合約2時間ペダルを漕げば到着します。

テレワークで体力低下気味の私ですから往復で50km近くのポタリングはそれだけで結構疲れてしまいますが、ここ昭和記念公園は園内にサイクリングコースがあるんですよね。到着してもなお自転車を漕ぎ続けるという試練。でも今日みたいに無風で暖かな日差しの日であればそこまでしても公園に行く価値はあるというものです。

最近は野に咲く花を意識するようになりました。私も歳ですかね．．．。フラワーショップに売っているような高級な花でなくても川辺や田んぼの土手に咲くような花にもそれなりの美しさがあるというか、その環境も含めて見えてくる存在感ってあると思うんですよね。バカラの花瓶にはボリュームたっぷりでレインボーカラーのバラが似合うとして、その花が野に咲いていたらちょっと違和感があってむしろタンポポやコスモスが綺麗に見えるという感覚。

この時期になるとキンモクセイの花の香りがあちこちからしてきます。自転車で流しているとあっちの公園からもこっちのお宅の庭からも．．．。花そのものは取り立てて美しいというものでもなく巨大な大木へと成長する庭木みたいな存在ですが、この黄色い花が放つ甘い香りは何とも言えず人を安心させてくれるような独特なものです。私は昔からこの香りが好きですね。できれば自宅マンションの目の前に植えて欲しいくらいですが賃貸なのでそう勝手も出来ませんね。

昭和記念公園は今日も沢山の人で賑わっていました。キャッチボールをする人がいて、バドミントンをする人がいて、犬とたわむれる人がいる。

偶然通りかかった水たまりの向こうにはシャボン玉を作って遊ぶ学生らしき人達がいました。コロナでしばらく見る事の出来なかった風景がいよいよ東京にも戻ってきた、そんな気がしました。