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1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

賢い画像データの管理方法とは?

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All Photo by inos

ここで言うところの画像とは日々増え続ける写真データの事で、スマートフォンを持ち歩くのが当たり前の現代においては多くの方に当てはまるテーマじゃないかと思います。

この課題、写真を撮る事が好きな私などスマホの写真の他に一眼カメラの撮影データを含めれば人一倍多くのファイルを管理しているわけですが、未だにコレといった最適解が見つかっておりません。

例えば、話を簡単にしてスマートフォンの中に保存されている写真に限定した場合でも、自分のスマホの中に保存されている大量の写真データから「昔撮った〇〇の写真」を探そうと思えばそれをスムーズに行える人がどれだけいるでしょう? 昨日や一昨日撮ったものなら簡単ですが10年くらい前に撮ったあの写真!みたいな場合は困難を極めます。

大抵の場合、スマホの画面を上下にスクロールして朧げな記憶に合致する1コマを目で追いながら原始的に探すんじゃないかと思います。まあ、保存されている写真の総数が少ないうちはそれで良いのですけどね、スマホの中は意識的に消さない限り日々撮影される新たな写真で膨らみ続けるわけで、今は良くても1年後、3年後、5年後にはどうなる事か。

とはいえ最近はスマホ内の画像認識機能が少しずつ進化していて、人物を撮影したような写真であればで自動顔認識で人物ごとにフォルダ分けされ絞り込みが簡単になったりしてきていますが、限定的な対象物ではなく様々な環境が写り込むスナップ写真のような画像ばかりが格納されているストレージの中から目的の1コマを見つけるとなると今の所人間の目視でしか実現できていません。

一つだけ確実な方法があるとすれば、写真1コマずつに内容に紐づくようなキーワードをタグとして入力しておき、後々そのキーワードで検索することなんですけどね。そのタグ付けはなかなか大変な作業になるわけでして。

世の中は猫も杓子も ”AI” というワードを使い始め、人間に代わる人工知能くらいに誇大表現が独り歩きする傾向にありますが、本当にそんなにAIが賢く機能するのなら、身近にある大量の写真ファイルの内容を1枚ずつ自動解析してキーワード検索の対象になりそうな最適なタグを自動生成して付けてほしいんですよね。だってそうしたタグって今から撮影するデータだけでなくこれまで撮影してきた数十万枚のファイルに付けてこそ価値が出るものでしょう? それこそ人間に変わってコンピューターに頑張って欲しいところじゃないですか!

実はそうしたAIによる自動タグ付け機能、EyeEmというドイツ生まれの写真共有サービスにはあったりするんですけどね。写真をサーバーにアップロードすると自動的に内容が解析されて適切なキーワードの候補をいくつか表示してくれます。そこから1つもしくは複数のキーワードを選んでも良いですし、更に自分で新たに追加することも出来ます。タグ付け作業という観点で見ると非常に良く出来た仕組みだと思います。ただあくまでEyeEmのサービスにアップロードした写真にのみ使える機能であり、自宅のNASに保存されているファイルを対象にすることは出来ません。

Cloud時代の近未来を思えばそれで良いのかもしれませんが、オンプレとハイブリッドの現代においてはスタンドアロン環境でもそういった機能が欲しいところですね。

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