Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

ジムニー用の車内加湿器をチューンする

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All Photo by inos

昨年の事を思えば夏と冬の間に秋を感じられた今年の10月。今日からの11月を晩秋と呼ぶなら準備すべきは真冬の衣類と乾燥対策。子供の頃は乾燥なんて気にもしませんでしたが40代にもなると肌乾燥を実感するようになるものですね。勿論インフルエンザのようなウイルス等への予防も兼ねて。

自宅は勿論のこと愛車ジムニーでも昨年同様に加湿器を使い始めました。シガーソケットに差し込むだけで設置完了なお気軽超音波式小型加湿器はその形状が新型ジムニーのシガーソケット位置にぴったりな設計。走行時に異音なども発生しませんしデザイン上の不必要な突起などもないため誤って持ち物を引っ掛けてしまうようなこともありません。

ただこのモデル、しばらく使っていると内部基盤に水が浸透、電子パーツが水に濡れてしまうという致命的な欠陥があり動作が非常に不安定になる事が多かったため、昨年の冬に内部をバラバラにして構造を確認後必要箇所にコーキング剤でシールして対策していました。その後は通常使用では全く問題ないまでに完璧な防水対策で安定して使えていましたが、今度は密閉度が高すぎるのか、使用後数時間するとミストの噴出部分から少しずつ水が吹き出してくるようになり、次に使う時は噴出部分に溜まった水をティッシュで拭き取らないとミストが出ないようになってしまっていました。

理由は簡単です。加湿器使用後、つまり車のエンジンを止めた後は車内の気温が下がります。しかし加湿器のタンク内の水の温度はすぐには下がりません。車内の温度より加湿器内の水の温度が高ければタンク内は正圧となりシーリング後唯一圧力の逃げ道となるミスト吹出口から少しずつ水が染み出してくる...。そういう事でしょう。

原理が理解できれば対策はそれほど難しい事ではありません。その圧力をどこかに逃してあげれば水は染み出さなくなるはずです。と言ってもタンク内の水を外に逃がすわけにはいきませんからやるならタンク内の空気を逃がす工夫ですよね。ねじ込み式のタンク上部、それも外からは見えないネジになっている途中に0.5mmの穴を開けて様子を見ました。

結果は◎。それ以降は水が染み出してくることはなくなり、これが標準仕様!くらいな感じですこぶる調子よく動作するようになりました。穴を空けたからと言って横にすると水が漏れるという事もありません。0.5mmという極小の穴ですから圧力調整用の空気は通しますが水が通るには小さすぎるのです。これにて電子基板が水に濡れて不具合が起こることもありませんし、外部に水が滲み出してくることもありません。なんなら以前より勢いよくミストが出るようになったくらい!

その他今後使用していく上で注意点があるとすれば決して水道水を使わないことでしょうかね、RO水を使っている限りはミスト吹出口も最高のコンディションが保てるでしょう。

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