Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

M型ライカに求めるもの

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All Photo by inos

LeicaからM型の最新モデルとなるM11が発表されましたね。デジタルになってからのライカはM型であればおよそ5年でフルモデルチェンジしている印象がありますが、現行モデルのM10が2017年発表ですから今回も例外なくそのスパンですね。

デジタルカメラって10年前なら各社の高画素化競争があったり、AFスピードが0.01秒早くなったとか、いわゆるスペックに表せる比較論で ”進化” が語られたものですが、写真を趣味とする多くの人にとってカメラの性能進化ってもう飽和状態にあって、例えば3,000万画素が6,000万画素にアップしたと言われてもその進化までを求めていないという現実があります。

ましてそれがスナップ撮影に好まれるライカのM型となれば、撮影後のトリミングなんてご法度、フォーカスは完全マニュアルが前提です。その二つを否定するならもはやM型ライカ以外のカメラの方が適していますからね。だとすれば超高画素化された今回のM11を必要とする人というのはどんな人でしょうか? ノートリで高画素が欲しいという事は大型プリントくらいしか思い浮かばないんですよね。となるとやはりこれはプロの道具...という事になりそうです。

それなら120万円近い価格設定は妥当といったところでしょうか。ただ私のような素人でもライカはやっぱりカッコイイ!そう思います。宝くじが当たっていたら購入したでしょう...。手が届かないから憧れるカメラ。それがライカだとしたらある意味目に見えないスペックと呼んでも良いでしょうか。

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