Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

夏に力強く咲くピンクの花

By
All Photo by inos

百日紅(さるすべり)という花を知ったのはつい最近の事。名前はどこかで聞いた事があったけれど実際目の前に咲く花と紐づいたのはこの夏。

その名の通り100日間も咲き続ける花らしく時期は7月から10月まで。そう言われて昨年までを振り返っても私の人生にこの花が毎年3ヶ月も咲き続けていたなんて記憶は全くありません。それが今年になって急にあちこちでこの花が目につくようになった気がして...。私くらいの歳になると日々の大きな刺激よりこんなふうに生活の中のちょっとした変化が楽しく感じたり。植物への関心度が上がるのでしょうね。

百日紅って東京だと公園などに咲いていることは稀で、どちらかというと幹線道路脇に等間隔で街路樹として植えられている事が多いように思います。主張しすぎないくらいに季節を知らせる花というポジションは春のハナミズキに似ていますね。

「百日紅」は同じ「さるすべり」という呼び方でも「猿滑」とも書くらしくどちらが正しいのか不明ではあるものの、その名の由来は幹がすべすべで猿でも滑って登れないという意味があるそうです。確かに写真で見てもすべすべの幹に見えますね。

花は私が見た事があるのは濃いピンク、薄いピンク、白の3色はありそうですね。上の写真2枚は薄いピンク、下に掲載した写真は濃いピンクですが、車を運転していて見かける街路樹は濃いピンクのものが多い気がします。単に色が濃いので目立っているだけかもしれませんけどね。

ピンクの花って我々の先入観としてどことなく春をイメージさせるのですが、この百日紅は真夏の炎天下でも項垂れる事なく元気に咲いているのが印象的です。夏って向日葵だけじゃないんですね。周囲の葉の濃い緑とのコントラストがすごく力強く感じます。

コメントを残す

*
*
* (公開されません)