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1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

昇仙峡を旅する(2)

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All Photo by inos

昇仙峡といえばこのゴツゴツした岩肌。だと私は思っておりました。観光ガイドなどでよく見る写真ってだいたいこの辺りの景色が掲載されていますからね。

こんな感じの岩山がこの一帯には連なっていてそこを掠めるようにロープウェイが進んでいくんだろう...それが四十数年間私が想像していた昇仙峡の姿。しかし現実との間には多少のギャップがありました。こんな感じの岩山は昇仙峡でもこの一部だけというか、ここが代表的な見どころだったのですね。視界いっぱいに広がる岩山ではなく、普通の山の中にこの岩山が突如現れる感じ。なるほど、だから観光ガイドの写真にはここが使われているのか!と。

上の写真の岩山を横目に車でもう少し山奥に上がっていくとロープウェイの乗り場が現れます。昨日紹介した流しそうめんのお店もこのロープウェー乗り場の横に存在。

せっかく観光に来たのだからロープウェイに乗らないという選択はありません。むしろ歩いて登るなら諦めるところロープウェイがあるなら登ってみようと! 20分間隔の運行のわりに車内はぎゅうぎゅう詰め。東京の山手線なみの人口密度でエアコンは無し。止まっていると暑くてたまりませんが動き始めれば大きな窓から涼しい空気が入ってきて気持ち良い。

時間にして5分くらいで山頂に到着。標高1,058メートルの展望広場からは甲府の街並みを一望でき開放感抜群。それでもまだ9月10日ですから直射日光があたればまだまだ暑いです。じっとしていても汗が出てくるくらい。

山頂にはちょっとした売店兼食堂がありますから、そこでかき氷を食べました。またその食堂のおばちゃんが気前がよくて、かき氷はシロップかけ放題、氷もおかわりOK! 実質それってかき氷食べ放題メニューじゃないですか! もちろん特別お値段が高いということもなく350円。昨日の流しそうめん屋さんとも共通する商売に対する姿勢が素晴らしいと感じました。

ここが爆発的人気観光スポットならこうした場所には物々しい感じの手すりが造られたりして見た目の景観を損ねるところですが、なんというか丁度良い塩梅の集客で自然がそのまま満喫できる点が◎。それでいて険しい山道を歩くことなく山登りをした気持ちになれるのですから、私のような軟弱ハイカーにはドンピシャな観光地。

そうかこれが昇仙峡か。ふ〜ん。という感じでしたが、想像していた岩山はここへのロープウェイから見えたり山頂から見えたりする景色ではなかった!というのが想定外でした。あの岩山はロープウェイではなく麓を流れる川沿いから見上げるように眺める景色なのですね。ちなみにトップに貼った岩山の写真はロープウェイ乗り場へ続く道路沿いから撮影したものです。

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