Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

雨の栃木観光(6)

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All Photo by inos

今回の栃木観光は車中泊やテント泊ではなくホテルを手配していました。そもそも雨天により群馬でのキャンプをキャンセルしその代わりのお出かけでしたからホテル泊が前提だったのです。

しかし普通のホテルに泊まるのはちょっと面白くない...という事で半ばネタ目的でちょっと変わったホテルに泊まってみることにしました。それがこちらのHOTEL R9 The Yard。

こちらのホテル、もう見てお分かりの通り客室が全てコンテナで出来ています。ちなみにいちばん手前に見えているのがフロント棟、勿論それもコンテナ。

このコンテナホテル、全て平置きで2階建ではありませんから東京のように土地の少ない地域への展開は難しいでしょうね。今回の栃木のように土地が豊富にあるからこそ実現するサービスだと思います。ちなみに我々が泊まったのは40号室で、記憶によれば50号室くらいまで並んでいたはずですからこんなコンテナがこの場所に50棟以上も平置きされているのですから敷地面積も相当なものです。

これだけ綺麗に並んでいると壮観ですね。なんでしょうこのサイバーな感じ。ターミネーターみたいなSF映画を連想させます。ブラックというカラーも関係しているかもしれません。

外観にかなりインパクトのあるコンテナホテルですから内部はいったいどんな感じなんだろう?と誰もが思うでしょう。その答えがこちら。拍子抜けするほど普通なビジネスホテルのそれ。

街でよく見るコンテナを利用したトランクルームと違い、こちらはあくまでホテルという位置付けなので内装はしっかりホテル仕様に作られているのです。内側もボコボコした金属の鉄板が剥き出しになっているわけではないのです。マッサージチェアまで付いていて快適そのもの。

夜は結構激しく雨が降っていましたが雨音は殆ど聞こえることはありませんでした。

自動販売機はこれまた専用のコンテナボックスが準備されています。それ以外にコインランドリーのコンテナ棟もありました。こうしてみると普通のビジネスホテルをそのままコンテナボックスで作り上げた!そういうコンセプトなのですね。

ただし食堂はありません。なので一般的なビジネスホテルでは当たり前の朝食は期待できないのです。しかしそこも実は一工夫ありまして、フロント棟には巨大な冷凍庫がありまして、そこにはチャーハンやナポリタンスパゲティなど冷凍食品が沢山置かれているのです。個々で好きなものを取りに行って部屋の電子レンジでチンして食べる、そういう仕組み。

コンテナですからトレーラーで引っ張れば簡単に移動は出来るのでしょうけれど、ホテルなので当然全ての部屋にはユニットバスも付いていますしエアコンも完備されています。従いましてコンテナはしっかり地面に固定されておりボックスの裏側はこの通りエアコンの室外機が並んでおります。

寝るためのホテルと考えれば一般的なビジネスホテルと何ら変わりませんから不自由は無く快適です。ただせっかくこれだけの外観なのですから客室内にも何かコンテナボックスならではの工夫があればもっと楽しめるかも!そんな感想を持ちました。

気になる方は話のネタに一度泊まってみるのも面白いかもしれません。最近では既に群馬、茨城、千葉方面にも多く進出しているようですから、今後更なる地方展開も期待できるかも。

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