Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

TOKYO AUTO SALON 2023(8)

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All Photo by inos

会場内でも一際注目を集め、ブースに近づくことすら困難だったのがTOYOTAブース。昔と違い近年は環境破壊に対する車の在り方が問われますから、その点において多角的な取り組みを感じるTOYOTAが注目されるのは当然でしょう。

人だかりの先にあるのが一体何なのか? そんな好奇心でここまで近づいてみましたがまだはっきりとその展示を捉えることができません。最前列周辺を取り巻く人達が気が済むまで見た後その場所を譲ってくれるまでじっと待ちながら徐々に近づいていきます。

ようやく最前列まで辿り着き私の目の前に現れたのがこれ。86トレノと言えばイニシャルDで有名なあの車ですね。当時の運動性能は漫画だけでなく現実世界でも言い伝えられる名車とされており、今では20万キロ越えの車でさえ中古で400万円オーバー。すごい人気ですね。

そんな86トレノがどうして今更トヨタブースに並びこれだけの注目を集めたのか? その答えはこのエンジンルーム内にありました。

86と言えば搭載されるエンジンは言わずと知れた4A-G。逆に言えば4A-Gあってこその86。カーボンニュートラルを前提とした現代にこの車を復活させるなら...それがこの4A-G水素エンジンモデル。

トヨタさんはプリウスに代表されるハイブリッド車のイメージが強いですが、近年は水素エンジンにも力を入れていましたからね、それを分かりやすい形で発表するなら当時の名車86に載せよう!そう考えたんでしょう。しかも全く新しいエンジンブロックを起こすのではなく既に存在するエンジンを水素エンジン化してしまうのですからすごいですね。

そして86トレノの隣に並んでいたのがこちらの86レビン。トレノと並んで人気だった車ですね。トレノと同じく水素エンジン化されているのか?と思い近づいてみると、何とこちらの車は潔くエンジンを下ろしてしまい電気自動車化されていました。電気で走る86レビン。

エンジンルーム内は随分すっきりと収まっていて無駄なものは一切なく、むしろ初めからこういう設計なんじゃないか?と思うくらい自然な仕上がりですね。まあバッテリーはリアハッチの中に収まっていたようなので荷室は狭くなっているんでしょうが、これが実現するのなら世の中にあるエンジン車で、将来的に残していきたい名車などは頑張って電動化出来るのではないか?そんな気さえしてきますね。そう言えば昔Classic Miniのイベントで電動化されたMiniを見たような気もします。

ワイルドに山遊びを楽しむような四駆乗りの間では定番ですが、こちらはラプターのブース。ラプターというのはチヂレ塗装で有名な塗料ブランドで、塗装面は大変強固な塗膜を形成し、例えば林道などで草や枝葉がボディを引っ掻いてしまったとしても傷が殆ど付かないため、ハードに使うSUVなどには好まれて使われます。

近年はそういったボディ保護の目的以外に見た目の重厚感を楽しむドレスアップ目的で塗装する人も増えているようです。ご覧のようにボディ全体を塗ってしまうというよりはバンパーやドアミラーだけ塗る人が多いですね。

私のジムニーはブラックルーフで、メーカー純正塗装のままでは水垢やウォータースポットが目立つため、ルーフ部分だけこれで塗ってしまうのもアリかな?と考えています。ただしこれの欠点もあって、ラプター塗装の上にはワックスが掛けられないんですよね。表面がぼこぼこなので拭き取りが出来ないのです。ワコーズのバリアスコートならいけるかな?

マツダブースは殆ど見てこられなかったのですが、ブース内部まで足を踏み入れなくても動線から近い距離にNDロードスターのレースモデルが展示されていました。

私も以前はNBロードスターに乗っていましたし、それもスーパーチャージャーを積みバリバリにチューニングして走っていましたからこの車を操る楽しさは知っています。その頃はロードスターNR-Aと呼ばれるワンメイクレースが存在し、車両性能に差をつけずほぼノーマル車両同士で腕を競う活動がマツダ主催で行われていましたが、今もそういったレースは行われているんでしょうかね?

ロードスターはそろそろフルモデルチェンジでNE型の登場が噂されていますがどうなんでしょう? 一部ではリトラクタブルライトの復活なんて言われていますからちょっと楽しみです。

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