Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

農の体験塾 2023(3)

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All Photo by inos

農の体験塾作業3回目。

本日の予定は、

1.ナス、シシトウ、トマト、きゅうりの事前準備
2.枝豆の種まき
3.里芋の定植
4.ネギの苗床の準備

これだけでもかなりの作業量ですが、先週雨天の影響で作業が滞っていたレタスの定植、大根、水菜、ルッコラの種まきも合わせて行いましたから大変でした。流石にこの週末は天候に恵まれましたから皆さんここぞとばかりに参加して作業を進めておりました。

これまで準備してきた作物と違い、ナスやシシトウは地中深くの栄養を必要とするらしく、そのぶん深層まで肥料を行き渡らせるのが上手に育てるコツなんだとか。鍬を使って40cmほどの深さに肥料を埋めます。話によればプロの農家さんは地中1メートルも掘る事があるらしいです。

しかし鍬を使ってこんなふうに掘ったり耕したりする作業、結構足腰に負担が掛かるんですよね。その日の晩から翌日には間違いなく筋肉痛になります。それだけ全身運動になっていると受け止めれば、運動不足解消には貢献できているのでしょう。

先週予定していたレタスの定植がようやく実現しました。ラプトルと呼ばれる一般的な玉レタスを4株と、赤色リーフレタスの晩抽タフレッドを2株、緑色リーフレタスのグリーンスパンを2株の合計8株。ちゃんと出来てしまったらこの時点で食べきれないんじゃないか?との不安もありますが、虫に食われたりもするでしょうし病気にもなるでしょうから多めに作っておいて吉でしょう。

この時期の定植後は防風、保温、防虫などの目的でトンネル状にネットを掛けますが、我々が使用すトンネル素材にも3種類あって目的に応じて使い分けます。保温効果の高いユーラック、遮光や防虫、防寒・防霜の寒冷紗、害虫防除のサンサンネット。成長促進にはユーラックが効果的らしいですが、近年は温暖化の影響で日本も暖かくなりましたし特に今年は気温が高めという事で、我々はユーラックではなくサンサンネットをチョイス。

春夏野菜は今が仕込みのピークという事で何かと忙しいですが、栽培予定の作物の下準備はほぼ完了した感じです。

まずここまで土づくりに関して勉強になったのは、必要とされる肥料や堆肥そしてその分量と撒き方は作物ごとに異なり、栄養価が高ければ良い作物が育つというわけでもないようで、例えばエダマメやトマトは初めから肥料を与えてしまうと苗は元気良く成長するが実をつけてくれないため肥料は与えない(土の中の自然量のみ)でスタートさせる!みたいなテクニックは素人は教わらなければなかなか辿り着けない知識でした。先に紹介したナスは地中深くの栄養を必要とするとか。

現時点ではまだ種まきや定植が完了していない作物もありますが、予定では概ね上の図のようなレイアウトで夏にはフサフサに成長しているはずです。

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