タイタニック号見学ツアー用の深海潜水艇が北大西洋で消息を絶ったという衝撃的なニュース。その後アメリカの沿岸警備隊は潜水艦の破片を発見したとの発表で2度目の衝撃。水深約4,000メートルでの事故と言われています。

4,000メートルもの深海で潜水艇が受ける水圧は地上の約375倍にもなるらしく、船体が圧力に耐えられなくなれば一瞬で押し潰されてしまう．．．。今回は発見時の状況からそのような事態に陥ったとの結論を出さざるを得ないようです。

日本には観光目的の潜水艦は存在しないらしいですが、海上自衛隊が所有する大型の潜水艦はかなりの頻度で横須賀の海に停泊していますし、そのほか海中調査を目的としたしんかい6500などもありますから、常に同様の危険の中で稼働している事になります。

電波すら通じないと言われる深海へ行くなんて、空を飛ぶより危険に思えてきました。