農の体験塾、年間17回予定されていた最後の講習会。今日は1週間前に準備したほうれん草と小松菜の種まきがメイン。もちろんそれ以外の作物のお手入れやら収穫もあるのでいつも通り2時間コースの作業。
朝9時と昼の14時の2回開催される講習会ですが、今日の東京は木枯1号が吹き荒れており、朝の講習会での種まきは風で種が飛んでいってしまうだけでなく激しい砂埃で作業効率が悪いと判断し、天候が安定した午後の参加。
本日の講習と作業内容は以下。
1.ほうれん草、小松菜の種まき
2.ほうれん草、小松菜のユーラックトンネル掛け
3.大根の間引き
4.春菊の摘心と追肥
5.ニンジンの間引き収穫
6.ネギの土寄せ
7.農薬散布 (殺虫剤:ダントツ水溶剤)
8.カブとタイニーシュシュの間引き収穫
9.ビーツの間引き
種まきはこんな感じで行っています。こちらはほうれん草ですが、1穴に5粒ずつ深さ1cmの指定です。これが深すぎたり浅すぎたりすると上手く発芽しなかったり、各穴の深さが一定でないと発芽日にばらつきが生じ、成長過程で日光の当たり方が均一にならず発芽が遅れた芽には影響が出たりするのはどんな作物にも共通の注意点。
種まきの高さが均一になるよう全ての穴は1cm掘った後に空き瓶の底などで平らにして正確な高さを出しています。
ちなみにタネの色がピンク色なのはコート種子であるため。本来の種子の周りを粘土のような素材で固めてあり、撒きやすさが向上するだけでなく、種まき後の湿度が一定に保たれるため発芽率が上がるとされています。おそらく機械撒きへの対応も考えられているのかな?と。
本日の収穫。写真には撮り忘れましたがこの他に赤カブと白カブも獲れました。人参はこれが本命ではなく、本命を畑で元気に育てるためこれらは間引き対象として引き抜いたもの。形が悪いのは種まきの段階で土をもっと柔らかく耕さなかった事が原因しているだけでなく、間引き時期がちょっと遅すぎたのかもしれませんね。
根こぶ病がかなり出てしまっているのは残念なところ。対策のためネビジン粉剤使っていたのですが量が少なかったかもしれません。
その他、青首大根も間引きがてら引き抜いてみましたが肝心な根を虫に食べられてしまっており本日は葉っぱのみお持ち帰り。