東京都現代美術館で開催されているデイヴィッド・ホックニー展に足を運びました。開催期間終了まであと1週間ですから忘れぬうちに。
デイヴィッド・ホックニーって世界的にもかなり人気のあるアーティストとされていて会場には外国からの来場者もちらほら見かけました。美術館の場所が近年注目の集まる清澄白河だから...という理由もあるかもしれませんね。東京の下町を見に訪れる外国人も多いと聞きますから。
デイヴィッド・ホックニーについて私はそれほど深く理解がないのですが、展示作品を見ると定規を当ててきっちり書いたような作品と、ラフスケッチに近いようなざっくりした表現が二分しており、そこに派手な色使いが重なって、確かに他の作家さんとは重なる事のない独特の表現が特徴と感じました。
こちらの作品は会場内でも写真撮影が許可されていた数少ないエリアの一つ。驚くのは展示された絵の横幅。数字にして90メートルにもなるらしく、広い展示エリアとはいえ一直線には広げられないため、ぐるっと一周する形で展開されておりました。
この絵は遠くから眺める絵ではなく、絵画空間に我が身を置く...そんな見方だそうです。現代で言うところの360°パノラマなんて比ではありませんね。