Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

JAPAN MOBILITY SHOW 2023(7)

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All Photo by inos

ジムニーオーナーですからスズキはそれなりに楽しみにしていたブース。トヨタや日産と比べたら街のディーラーひとつとってもスズキは随分庶民的で、少なくとも正装していかなければならないような畏まった雰囲気とは無縁のメーカーですが、それは今回の展示にもそのまま現れておりました。

これがスズキのポリシーだ!と言われれば何も言えませんが、ちょっと実用一点張りの展示というか、他のメーカーが表現するスペーシーな演出など微塵も感じられず、”展示車両は明るく見やすい方が良いでしょう” みたいなフラット照明はもうすこし雰囲気作りに工夫があっても良いのでは? とこちらが心配になる程。まあ大きなお世話ですか。

ジムニーは今も納車1年〜1年半待ちと言われているくらい人気車種ではありますが、小さなマイナーチェンジこそ重ねているものの5年前の発表時と基本的には変わっていないため展示は正面のこの1台のみ。

スズキブースで展示された市販間近のコンセプトカーはこちらのスペーシアコンセプト。中身は確認できませんでしたがエクステリアはここまで仕上がっていればそのまま公道へ出て行けそうですね。普段使いには小回りが効いて荷物も沢山載せられる使いやすそうな車です。

私としては、ホンダN-VANに対抗するようなスタイリッシュで車内スペースの広いエブリィの登場を期待しています。とかく ”バン” と呼ばれる車になると外観がいかにも商用車っぽくなってしまいますがホンダN-VANはそこを上手く仕上げていますからね、軽自動車が得意なスズキならそれに匹敵する車が作れるんじゃないかと。

こちらも上のスペーシア同様、市販化目前のスイフトコンセプト。つまり現行スイフトの次期モデルのコンセプトという事ですね。もうほとんどこの形で登場するんでしょう。

これまでのスイフトをよりスポーティーに?削り出した感じの、ちょいワル感を醸し出したエクステリアは好みの分かれるところじゃないかと。決して万人受けするデザインではないですよね。

正面から見た時、こんな感じの動物がいたような...。なんでしょう、ガンダム好きなデザイナーが線を引いたような見た目ですね。スズキのメタリックブルーはこれまたちょっとおもちゃっぽいというか子供が喜びそうな青なのでそれも相まってそう見えてしまうのかも。

スイフトも長年似たようなデザインで来ていますから、そろそろ大幅な変更を加えても良い頃な気がしますね。その時は車の名前そのものが変わる時かもしれませんが。

一応スズキにもコンセプトカーが並ぶメインステージは存在しました。今現在市販されている車を見る限りスズキは電気自動車やハイブリッドの分野で他に一歩も二歩も遅れている印象ですが、今回このステージで発表されたのはその全てがEVコンセプト。つまり電気自動車です。トヨタと手を組んだとかそんなところでしょうかね、これは想像ですが。

どれも市販化はまだまだ先といった印象の中で、一番現実的だったのが一番手前に見える原付バイクのEVバージョン。これって2,000年頃に発売された50ccエンジンの ”チョイ乗り” のEVバージョンですね。最近は郵便配達のバイクさえEV化が進んでいますから、街乗り専用のEV原付と捉えればこれは十分ありなんじゃないかと思います。中国じゃ10年以上前からこんな感じのがたくさん走っていましたからね。

毎回、一応見てくるが何一つ購入に至らない、スズキのコレクショングッズ売り場。今年もブースの片隅でこじんまりと販売されていました。ジムニーグッズで言えばタオルやステッカーなどがありましたが、どれも対象車種の絵がプリントされているだけで、ファン以外は購入しないだろう...というものばかり。

せっかくスズキが専用品として作るなら、もっとオーナーが喜びそうなものを作れば良いと思うんですけどね。この会場でしか購入できないメーカーオプション品など。

流石の私も目を疑うグッズがしたの写真にある ”スズキ特製クッキー”。いったい誰が購入するんだろう。

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