この私でも、2023年にフィルムカメラを使う頻度はゼロでした。私でもと書いた理由は仕事ではなく趣味で写真を撮る人の例という意味です。この時代に仕事でフィルムを使うケースというのはよほど狙いがあっての事でなければクライアントに受け入れられないですからね。

10年くらい前だったでしょうか、コダックがコダクロームフィルムの販売終了を発表したのは。その時ネガフィルムがどういう扱いになったかはもう覚えていませんが、少なくともリバーサルフィルムに関してはもうコダックの銘柄で使うことはなくなるんだ．．．そんな事を考えたのを覚えています。

しかしコダクロームはもう入手できないにせよ、ポートラなどはまだ販売されているんですね。先日カメラメーカー各社が集まるイベントに参加した際も、フィルム仕上げを得意とする業者の方とお話しした際、コダックのフィルムもまだ手に入るとの情報を頂きました。

世の中にフィルムファンは少なくないようです。デジタル時代だからこそアナログフィルムの個性を使いこなす．．．そんなところでしょうか。