ストリートスナップと呼ばれる写真のジャンルはどちらかというと日本国内で街ゆく人のファッションを中心に広まった用語のようですが、ストリートフォトグラフィと言うと一気に世界は広がり、ワールドワイドに共通な表現手法として「公共の場における未仲介の偶然の出会いや事件を特徴とする芸術や探究ために行われる写真」と位置付けられています。

このジャンルの写真にはルールや正解がなく、出来の良し悪しだけでなくそこにストーリーを探す受け手の感性を借りるところがあるため、撮り手の自分が何気ない風景に何を感じどう表現するかが重要でありカメラの機能や性能など殆ど役に立たないところが面白い点です。

街に出れば偶然撮れる写真もあれば、その後起きる未来を予想してその場で待ち続ける忍耐力が試される場合もあります。それもまたストリートフォトグラフィの醍醐味ですね。