いつもより30分ほど早い出社の月曜日。我が家近所のマンション群の広場には見頃を迎えたイチョウが数本植っていて、朝日が差し込む角度がこの時間にちょうどよく美しさを放ちます。
「早起きは三文の徳」という諺のとおり、こうしていつも見ている景色だけとっても朝は特別綺麗ですし空気も澄んでいて清々しく、体調さえも良くなったような気がしてくるのですから不思議です。
写真を撮るにしても朝と夕方は特別な時間で、今日のようにいつもより30分早いだけで太陽は約7.5度低い位置にあり、限りなく側光に近いライティングが再現されますからモノが立体的に見えます。
7.5度ってどれくらい？と思ったら、ぐっと手をまっすぐ伸ばしゲンコツ一つ分が約15度。その半分くらいという感じです。ちなみに15度というのが1時間に変化する太陽の位置（正確には地球の自転角度）。例えばもうすぐ日が沈みそうって時、地平線からゲンコツ一つ分高い位置に太陽があれば、約1時間後に日没ということになりますからシャッターチャンスの目安になりますね。
