Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

だから私は毎年ここに来る

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All Photo by inos

「ネガティブをポジティブに塗り替える、それが人生だしその一つの方法として写真がある。自分の写真で救われる人がいる。青春の頃のあのときめきを思い出しながら少年少女に戻って、写る人の明日の幸せを祈りながらシャッターを切ればいい」

そこに集まった誰もが話の本質を理解し、技術とか性能とかスペックとかそういう定量化された観点で写真やカメラと向き合うことの無意味さを感じた40分間だったんじゃないかと思います。

ハービー山口さんに初めてお会いしたのは約15年前の事。当時川崎市民ミュージアムで開催された個展にお邪魔した際には展示作品を1点1点説明つきでご一緒させていただいたものでした。その頃から感じていたハービーさんの写真に対する姿勢というのは、作品作りが目的ではなく、その写真によって人を幸せにする事、そのためにカメラを通してハッピーな瞬間を自分の目で見つける事。

その事を今日のステージを見て久しぶりに思い出させてもらいました。私にとってCP+は自分の気持ちをニュートラルに戻すための場。毎年このステージで沢山の写真家さんがステージに立ちますが、そんなふうに思わせてくれる写真家さんはそう多くはありません。

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