Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

ジムニーの錆を対策する

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All Photo by inos

今週は気温が上がるものの天候に恵まれないと聞いていたので、先日天気の良い日に愛車ジムニーの整備をしておきました。上の写真だけ見ると「一体何をしているのか?」と疑問に思うかもしれませんね。DIYによるプチ板金作業です。

以前当ブログでも報告しましたが、ジムニー運転席側タイヤハウス内の一部に錆が発生しております。上の写真のちょうど真ん中あたり、正確に言うとこの部位はジムニーの骨格となるラダーフレームのボディマウント付近です。

ジムニーは一般的な車と違い梯子状のラダーフレームの上にボディが載っかっていますから、この部位はボディではなくそのフレームの一部というわけ。先日高圧洗車機で水をかけたら塗装がぼろっと剥がれてこの錆が出現したことで発見された次第。

同一箇所を車の横方向から覗き込んでみると、何とサイドにまで錆が広がっていました。ボディ塗装と違いフレームの塗装は何重にも重ね塗りされているわけではないでしょうから錆が発生しやすいのでしょうね。

特にこのフレーム部分は前輪が巻き上げた小石などがヒットしやすい場所ですし、タイヤが巻き上げた水や塩カルが直接掛かりますから。

泥除けを取り外してみたら全貌が明らかになりました。この程度の錆であれば放っておいても1年や2年では致命的なことにはならないと思いますが、とはいえ錆は一度発生すると確実に進行していきますからね、この段階できちんと処理しておくのが得策です。

方法としては2つ考えられ、簡単なのは錆転換剤を塗って、赤錆を黒錆に転換することで進行を止める方法。もう1つは少し手間ですが、一旦錆を全て削り落とし部分的に再塗装をする方法。ちょっと悩みましたがどうせやるなら後者かな!と。

錆が発生している部分を周辺まで含めサンドペーパーで削りました。120番で一気に削り400番で足付けをしています。こんな時ベルトサンダーがあれば最も簡単に削れるはずですが今のところ所有していないので手作業での研磨です。

上の写真は研磨後、塗装のためのマスキングを行い該当箇所の脱脂を済ませた状態です。

研磨後の塗装は上塗りだけでも最低限金属面を外気(水分)に触れないようコーティングの役割は果たしますからカー用品店でタッチアップペイントを購入するだけでも対策にはなりますが、場所が場所だけに雨天時には大量に水を被りますから、今回は錆予防プライマー(そめQ919クリア)による下地づくりを施した後、ボディ同色カラーによる上塗りを行います。

プライマーに錆防止機能が備わったものってそめQ919くらいしか見つかりませんでしたが、幸いこのプライマーはアルミにも使用できるものなので塗料の密着性は信頼できそうです。

プライマーはクリアーなので写真に撮ったところで見えませんから、いきなり上塗りを終えた段階の図。実際はプライマー2度塗り、20分の乾燥の後、上塗りを3回行っています。

ボディの塗装面を塗るのと違い、車の下回りですから仕上がりの肌を気にする必要はなく、むしろ純正の雑な塗り方に合わせて大雑把に仕上げるくらいの方が馴染みが良いです。塗装が完全乾燥する前にマスキングの一部を剥がし、周囲への繋がりが自然になるようボカシ塗装を軽く行いました。

こちらが完成図。錆は完全に無くなり綺麗な仕上がりになりました。絶対的な安心感を求めるならここにノックスドールでも塗っておけば良いでしょうが、色味が黒になりますから、その場合部分塗装ではなく下回り全体を塗らないとおかしいので今回は純正カラーで部分塗装としました。

今はまだ塗りたてなのでここだけが新車のように綺麗ですが、これで半年も乗っていればタイヤが巻き上げる汚れやタールが付着してうまい具合に周囲の色と馴染んでくれるでしょう。ひとまず錆の進行はこれにてストップできましたかね。

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