昨年から愛用しているApple Watch Ultra2。日常使用で何かと便利なだけでなく私の場合はお出かけの際のGPSを利用した行動ログ記録で最大限活用しています。特にGPSによる行動ログ記録はバッテリー消費が比較的大きいということもありApple Watchシリーズの中でもUltra2を選んだ経緯があります。
そんなUltra2のバッテリーについてGPSログ記録時の消費電力を検証した結果を以前のブログで公開していますが、その時は12時間連続使用で約50%消費、フル充電であれば計算上24時間の連続記録が実現することが分かっています。
しかし最近になってどうやら検証結果とは異なるケースがあることが分かってきました。
その内容は、使用条件は以前の検証時同様Watchのバッテリーを100%までフル充電しておき、GPSロガーアプリ ”ウェイログ” のみを実行。そのほかのアプリは全て終了した状態で運用を続けた場合、3時間ほど使っただけでバッテリー残量が50%程度にまで急激に減るというもの。以前検証時の12時間で50%消費と比較するとじつに4倍も消費している結果です。
この事実に気づいた時、私はてっきりウェイログアプリが何かしら消費電力増大に繋がるようなバージョンアップがあったのかと疑いましたが、不思議なことにそれ以降何度か同一条件で使ってみると従来通りバッテリーが長持ちする時もあるのです。これはおかしい!という事になりました。
現時点ではこの4倍ものバッテリー消費に繋がるケースの原因究明には至っていませんが、最近になって疑っているのは消費が激しくなったわけではなく、実はWatchの充電時 ”100%” と表示されても実は本当に100%までチャージされていないのではないか?(つまり満タンになっていない)と考え始めています。
最近のApple製品にはバッテリーを労る機能が搭載されており、「充電上限の最適化」なる設定がデフォルトでONになっています。これは日常使いをデバイスが自動的に学習しバッテリーに負担がかからぬよう充電の上限を勝手にコントロールしているというもの。私の推測ではこうした機能が働く事で実は100%チャージ完了と思い使っているWatchは実は70%とか80%しかチャージされておらず、その時々でランタイムが短い時があるのではないか?と。
つまりバッテリー残量100%という表示は、そうした機能を加味した容量(つまり70%や80%)を100%と表示しているのかな?と。
今後はそれらの機能を意識的にOFFにしてチャージしてGPSログを使った時の消費具合を検証してみようと思います。