Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

データを効率良く持ち歩きたい

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AppleがiCloudサービスを開始すると謳ったからか、近頃Cloudという言葉が一般的に使われるようになりつつあると感じています。

Cloudはオンライン上のサーバーにアプリケーションやデータを保存しておき、ローカルのクライアント端末からネットワーク経由で利用する仕組みですが、シンクライアントも同様にネットワーク越しにデータを持たせる技術のため両者混同されやすいですね。クラウドはローカルにもデータやアプリケーションを持ち必要な時だけCloudに取りに行くのに対し、シンクライアントはアプリケーションやOSさえもサーバーに置いておき常時接続して使う傾向にありますね。

さて、もうすぐAppleのiCloudサービスが開始され、MACやiPhoneやiPadがCloudサーバーで繋がるわけですが、そこで問題になってくるのがオンライン上で使用出来るデータ容量の上限と、共有できるファイルの種類です。 iPhoneで扱うデータは主に音楽だったり写真だったりアドレス帳だったりするわけですが、私のようにMACに保存されている写真ファイルの多くがRAWフォーマットの場合、その時点でiOSには現像ソフトがありませんからオープンできなくなってしまいますね。JPEGであれば同期させるターゲットフォルダに入れておけばきっと相互で開けるのでしょうけど。写真に関してはiPhoneで撮影したファイルをいつでもMAC側で開ける...くらいに思っておいたほうが良さそうです。

音楽ファイルはと言えば、そこはもうAppleさんはお手の物ですね。噂によればiPodにリッピングされた音楽データの128kbpsファイルは、有償契約にて256kbpsにアップグレードし使えるようになるのだとか。恐らくそれらは全てローカルにダウンロードして再生する事になるのでしょう。と言う事は、現在私が所有する音楽データの7割程が128kbpsで32GBのiPhoneの記憶容量の殆どを占有していますから、256kbpsになれば音質こそ向上するでしょうが、60GB越えも目に見えます。この辺り、Cloudのメリットを活かした容量の節約が出来る事を信じています。

そして問題はVideoファイルですね。iPhoneで扱うファイルの中で一番大きなファイルサイズになると想定されます。逆に言えば、パイプの細い3G回線というインフラを考えると、Cloudよりもむしろローカルに入れて持ち歩くのが幸せでしょう。電車での移動時の使用を想定するとiPhoneでストリーミングビデオを見るのには限界があります。電波状況がよほど良くない限り、途切れ途切れの再生で見れたものではないですからね。

私の場合テレビ番組や映画をiPhoneで見る事はまずありませんが、各種のアプリケーションソフトのチュートリアルビデオを移動中に見て勉強する事がしばしばあるだけに、気の利いたCloudサービスか、大容量ストレージ搭載のスマートフォンが必須になってきました。

 

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