Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

パッと見はいつもの無機質なボディですが

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All Photo by inos

  

パシフィコ横浜に到着したのは午後になってから。今回のCP+で見たかったブースは2つに絞られていましたから慌ただしさはありませんでした。ただ、年々注目度の高まる展示会ですから今年は東京モーターショーのような賑わいでした。

展示会前日に突如として発表された「SIGMA DP1 Merrill」と「SIGMA DP2 Merrill」。近年ではSIGMAブースにもハンズオンコーナーに長蛇の列が出来るようになりましたね。ボディだけで70万円もする一眼レフカメラSD1と同一センサーをこの小型ボディに押し込んで、10万円程度(予想)で出てくるのですから、皆が注目しないはずがありませんね。しかもこのセンサーに最適化したレンズが組み合わされますからSD1以上の画質なのだと言われています。言わばこのカメラがSIGMAの最高画質というわけですね。こういう力技なところがSIGMAの面白いところですね。

さて実機に触れた感覚はどうか...と言いたいところですが、私は指一本触れませんでした。実機なら量販店に並んでからいくらでも触れますからね。それよりもハンズオンコーナーとは別にショーケースにディスプレイされている実機をちらっと見て気になったのは、レンズ本体に配置されたフォーカスリングに距離目盛りがプリントされていない事。製品担当者さんに突っ込んで聞いてみました。答えは案の定「電子式フォーカス」です。つまり、∞位置でリングは止まりませんし、電源を入れなければ置きピンさえ準備出来ないという事。一眼レフに出来てコンパクトデジカメに出来ないこの操作が、これまでDPシリーズなら可能だったのに、このモデルからは他メーカーと差が無くなってしまいました。あまりに残念過ぎて担当者さん(SIGMAさんでは有名なあの方)に検討をお願いしました。月曜日には設計チームに届けられるとの事ですが、こればっかりはハードウエアに起因しますから今更どうにもならないでしょうね。

とまあ、ガッカリしつつも、隣に置かれていたiMAC(Core i5 2.7GHz 4GBメモリー)で、SD1で撮影されたX3F RAWファイルの現像をさせてもらいました。さすがに1ファイル45MBというヘビー級ですから、SIGMA Photo Proでオープンするだけでもかなりストレス。パラメーター変更の度に20秒位待たされますから相当気長に構えないといけませんね。最新のSPPはマルチコアプロセッサに対応していますから、多少パソコンにお金を掛けてコア数の多い筐体で処理させればだいぶ違うのでしょうけれど...。今後「DP1 Merrill」と「DP2 Merrill」で記録されるファイルはこのサイズになるわけですから、購入する方は周辺機器の見直しも余儀なくされそうですね。

なんだかこの言いっぷりは人事みたいですよね...。ええ、近頃の私は浮気を覚えまして。続きは明日以降。

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