Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

カメラで撮影、MACでプレビュー

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All Photo by inos

 

数日前のエントリーに書き込んだデジタルカメラによるテザー撮影。私の場合はリモートでカメラをコントロールするのではなく、記録直後のファイルをパソコン画面で確認するのが目的ですから、それだけであれば何もテザー撮影なんて大それた事を考えずとも、カメラからファイルをパソコンに渡せれば良いだけです。

近頃のデジタルカメラにはワイヤレスLAN接続機能を持つモデルもありますが、愛用しているSIGMA DPシリーズにそんな機能がついているはずもなく...。そこで登場するのが ”Eye-Fiメモリー” ですね。パッと見は普通のSDメモリーカードですが、実はこのカードにはWi-Fi機能が搭載されていて、普通のSDメモリーカードの代わりにこれをカメラに装填する事で、どんなカメラにもWi-Fi機能を追加出来るというものです。勿論8GBのメモリーも内蔵していますから、普通のSDHCメモリーカードとして使用する事も可能です。

もう数年前からEye-Fiは気になっていたのですが、RAWデータへ対応していなかった事を理由に購入には至っておりませんでした。が、最新モデルはRAWにも対応、しかもアドホック接続でスマートフォン等にも転送可能になっていました。即購入です。

流れはこうです。カメラで撮影をする → 撮影データがメモリー内に記録される → Wi-Fi経由でパソコンに転送される。

シャッターを切る度にこのフローが自動的に繰り返されますから、パソコン内には常に最新のファイルが保存されている事になります。これはパソコンだけに留まらず、オンラインへのアップロードにも対応しているため、外出先から公共のWi-Fiを経由してFlickr等へアップロードすることも出来るようです。私の場合は自宅でテーブルフォトを撮るような場合に利用するのが目的ですからローカルエリア内での運用です。

パソコンへの保存先等は専用アプリを利用して自由に設定可能で、その際、日付のフォルダを作成するかどうかも決められます。私はMac Book Proでのフォトファイル管理を全てAdobe Bridgeで行っているため、ターゲットフォルダは既に任意の名前で存在しますからそこへのパスを設定するのみです。

SIGMA DP2XのマニアックなX3F RAWファイルがちゃんと転送されるか試してみると、全く問題なく同期しますね。カメラでシャッターを切って、メモリーへの書き込みが終了した時点から20〜30秒後にはMac内にファイルが転送済みとなります(JPEGならもっと早いです)。これまでSDカードをカメラから抜き取りMacへファイルコピーするためには三脚からカメラごと取り外す必要があったところ、シャッターを切る度にどんどんファイル転送されていきますから、手間も少なくなりますし、設定変更を目的とした同ポジでの撮直しが確実にできます。これは素晴らしいですね。

ただ、今日のところはここまでしかテストしていませんが、今のところはMac Book Proのしかるべきフォルダにファイルが保存されるだけですから、撮影直後にMacのディスプレイにフルスクリーン表示されるわけではありません。Adobe Bridgeからファイルオープンする操作は人の手が必要です。この辺りはMac標準アプリであるAutometerでワークフローが組めそうだけれど。

今後、スマートフォンとの連携や、外で撮りためて帰宅後の同期等、いろいろ試してみたいと思います。

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