Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

方向性定まらず

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出たら買おうと思っていた人も、何かが出るらしいと興味本位で待っていた人も、特別興味は無くても自然と耳に入った人もいるのではないかと思われるAppleの新製品。巷ではiSlateと呼ばれ続けていましたが、結局発表された名前は ”iPad” でした。日本人のように英語の発音がよろしくない国の人には ”iPod” と ”iPad” は聞き間違えそうな気がします。

タブレット端末が出ると噂されていたのはもう半年ほど前からですが、そうかいよいよタッチパネルも巨大化してiPhoneの親分のようなものがこれからは流行るのかなぁと漠然と捕らえていましたし、競合他社の動きももっぱらその方向ですから何の疑問も持たなかったのですが、いざ本日Appleの発表を受け止めてみると、iPhone&MAC Book Proユーザーの私からすれば、ちょっとばかり中途半端な端末が出てきたものだ...という感想を持ちました。

IT機器の類は、タッチパネルにせよ、GUIを司る液晶ディスプレイにせよ、その面積と解像度は大きいほうが扱いやすい事は確かですから一見するとiPhoneやiPod Touchの進化系端末のように見えますが、よくよくスペックや各種機能を確認すると、iPhoneの代わりにバッグに入れて持ち歩くだけの要素は現時点ではほんのわずかな気がしています。それよりもその大きさがネックとなり、片手での操作は難しいでしょうから、電車の中で両手で抱えて...というのもちょっとピンと来ないのです。Appleのことですからこのディスプレイを利用した様々なアイデアを盛り込んでいくとは思うのですが。

それよりも、今年の夏頃と噂されている次期iPhoneがこの調子だと現行モデルのディスプレイ解像度とあまり変わらないのではないかと予想されます。Google Android Nexus Oneのように800ピクセル程度の解像度が理想ですが、そんな高性能なディスプレイを積んでしまうと1024ピクセルと言われているiPadとの区別が付きにくいですし、恐らく数種類のディスプレイに対応したアプリの開発も面倒になってしまうはずです。

近頃はApple三昧の私でしたが、今日の発表に今後世界はどう動いていくのか、ちょっと想像しにくい状況です。

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