先日筑波サーキットまで行く際感じたのは、MINIに装着しているGARMINナビの古さ。地図情報は2007年ですから5年も昔のものですし、ポータブルナビならではのバッテリー駆動の時間が極端に短くなってしまって、これではご近所しか案内出来ない．．．。

私はGARMIN製GPSナビの性能とシンプルな案内表示が好きなので、地図の更新か本体の買い替えを検討しましたが、使用頻度を考えるとどうもコストパフォーマンスが悪い。それに、道案内という意味ではカーナビは優れていますが、情報検索という意味では圧倒的にスマートフォンのほうが便利。そんなふうに考えていたところiPhone用ナビゲーションアプリMap Fanが期間限定セールとのタイムリーな情報が飛び込んできましたので購入してみました。通常価格¥2,300のところ今なら¥900。

  

Map Fan for iPhoneはネット上でもかなり評判の良いアプリですが、実際に触れてみると確かに良く出来ていますね。まずはスマートフォン用地図アプリのメリットでもありデメリットでもある地図データの管理は、全てローカル（本体内）にインストールするタイプですから、3GやWiFi環境の無い山奥に行ったとしても確実に表示が出来るようになっています。それでいて目的地の検索等の情報は通信環境がある場合それが優先して使われ、通信環境が無い場合はローカルデータを使用するというハイブリッド方式ですから情報が古くなる心配がありません。iPhoneの連絡先から目的地を設定する事も出来ますから、仮にGoogle Mapを使用して気になるポイントをチェックしたとしても、この連絡先を利用する事でそのポイントをMap Fanに受け渡す事が出来るわけですね。

目的地を設定してルート検索をするスピードも驚くほど早いです。我が家のある東京から鹿児島までの検索時間は3秒程度です。やはり最新のスマートフォンの処理速度は大したものですね。しかも、それで有料道路を使うルートと使わないルートの両方の検索が完了しています。まだ実際に車載して使ってはいませんが、これならリルートも早いでしょうね。スマートフォンならではで面白いのは、TVスポット機能で、テレビの取材を受けたような有名スポットを簡単に検索出来るようになっています。「この近くで有名なスポットやレストランはあるのかな？」という時に便利そうです。細かい事ですが番組名や出演者の名前まで出てきます。

勿論、ナビアプリですから音声案内もしっかりしてくれます。それも、iPodで音楽を流しながら使用可能で、案内が始まると自動的にiPodの音楽はBGMレベルまで下がります。お手持ちのカーステレオに接続すればもはや専用機顔負けです。ここまで来ると高額のカーナビを購入する理由が見つかりません。しかも、このアプリのサービスが続く限りは無償でアップデートが可能と言いますから、実質更新料不要の¥900ぽっきりで常に最新情報で使い続ける事が出来ます。ちなみに先日開通した新東名高速道路は既に対応済みです。

その昔、ワープロがパソコンに吸収されていったように、スマートフォンも今やパーソナルコンピューターですね。