Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

MONSTER JAM 2019 IN JAPAN(1)

, …
By
All Photo by inos

11月の3連休初日はメットライフドーム(西武ドーム)へ。11月2日と3日は ”MONSTER JAM 2019 IN JAPAN” 開催日。私は初日参加というわけ。この後嫌ほど写真を掲載していますので説明などせずとも分かると思いますが、その昔ラジコンでしか見たことがないような超巨大なモンスタートラックによる型破りなモーターショー。

イベント開演時刻は16:00ですが開場は11:00、私が現地入りしたのが9:00。いささか早いかと思いましたがこの時刻で既に近場の駐車場は残り2台でした。車のイベントですから車で来る人が多いのは当然ですからね、早めの行動が吉なのです。

このためにドーム内には大量の土を敷き詰め、ジャンプ台を含むステージが作られました。それでも球場全体を土で覆うほどのエリアとまではいかなかったようですが、これを作るには相当お金がかかるんだと思います。一体ダンプカー何台分の土を運んだのか!と思いましたね。しかもイベント終了後は片付けるわけで...。チケットが驚くほど高い理由が分かった気がしました。

16時のイベント開催に先駆け、11時からはピットパーティーが行われ実際のコースが来場者に開放されるだけでなく、トラックを間近で写真に収めたりドライバーにサインをもらったりと、一般的なレースイベントで言うところのピットウォークが準備されています。ただし、ピットパーティー用チケットは別途購入...。勿論、私も会場に入らせてもらいました!

どうですかこの迫力! 大人の背丈ほどもある巨大なタイヤは1本210kg。ホイールを入れればタイヤ4本だけで1tを超えると言うのですからトラクターの比ではありません。

このルックスはまさしく昔見たラジコンのそれですよね。当時タミヤからはモンスタービートルとかクラッドバスターとか色々出ていましたね。それらは復刻して今も販売されているようです。

驚くことに女性ドライバーもいます。こちらは各ブースでサインを貰っている様子。どのドライバーもテントの前には結構な行列ができていましたからそれなりに待ち時間は発生すると思います。そのためにピットパーティーの時間を無駄にしてしまうのは勿体ないので私は写真撮影のみに集中しました。

こちらは我らが日本代表の東野貴行選手の車。モンスターエナジーカラーのボディーは実は被せてあるだけなのです。中身は上の写真の通りロールバーでガチガチに固められておりドライバーの安全を第一に考えられているようで、未確認ですがこの車体そのもののベースは各チーム共通なんじゃないかと思いました。

会場ではこの車体にボディーを被せるパフォーマンスが行われ皆の注目の的。でもその行為がもうまんまラジコンそのものといった感じで、私の周囲からも同様の感想が聞こえてきました。装着後の固定はボディピンでカチっとはめるだけ。それもまた...。

おそらくこれらのボディは大会のたびに壊れてしまうため毎回作り直すくらいのつもりでしょうから、軽くて補修がしやすいという前提があるのでしょうね。裏側を見る限りはFRPぽかったです。

日本人ではありえないような発想がアメリカでは当たり前。ゾンビをテーマにした造形ってすごいアイデアですよね。車に合わせてシャツまで作ってしまうという。こうしたイベント以外では絶対に着れないと思いますけど、向こうの国では案外平気なのでしょうか。

こちらはサメを模したデザインで子供に大人気のチーム。一度見たらその存在を忘れないこのインパクト。全長5メートル超のボディサイズと相まってこれが本物のジョーズサイズ?

超リフトアップスタイルな設計のため車体下を覗くのに腰を屈める必要はありません。シャーシ部分にこれだけスポンサーステッカーが貼られるというのもモンスタートラックならではですね。普通ステッカーを貼るならボデイだと思うのですが、モンスタートラックの場合はボディが壊れやすいという点と、人の目線の高さを考慮するとシャーシ部分が最適なのでしょう。

搭載されるエンジンは驚くなかれ、9リットルの船舶用にスーパーチャージャーの組み合わせて1,500馬力。ハーレーダビッドソンのエンジン音が可愛く思えるくらい、こいつの爆音は凄いです。

足回りをよくよく見ているとリアサス周りに何やらタイロッドらしきものが確認できました。疑問に思ってフロントに回り込んでも同様の構造。つまりこの車は4WSなのですね。ステアリングを切るとフロントとリア両方で舵が切れる。聞くところによるとステアリングはフロントのみ、フロント&リアを走行しながら切り替えられるんだとか。これによってスピンなどが可能になるわけですね。

初めて見たときは「ちょっと趣味悪いなぁ」と思ったこちらのチーム。そのトゲトゲが私好みではなく、こういうタイヤの車ですからもう少し丸みを帯びたデザインの方が似合うんじゃぁと思ったわけですが、結果的に結構アグレッシブな走りを見せてくれたドライバーでしたので後から見る目が変わりました。ホイールのオレンジはなかなかGood。

ちなみにタイヤは全チーム共通でBKTというオフロードタイヤ専門メーカーによる特注品。まあそりゃそうでしょうね。

スプリングとガスが組み合わされた他であまり見ないタイプのショックアブソーバー。1輪につき2本使われているとはいえ案外こじんまり収まっている理由は何といってもそのタイヤに秘密があるのでしょうね。66インチ(直径約170cm)幅43インチ(約110cm)のハイフローテーションタイヤはそれだけでサスペンションみたいに衝撃を吸収する役割ですから。大ジャンプ後の着地も実に滑らかに見えるのはタイヤがかなり衝撃を吸収しているからなのでしょう。

さてピットパーティー会場で一番人気なのはこちらグッズ販売コーナー。そこかい!とツッコミを入れたくなりました。皆やはり何かしらお土産を買いたくなっちゃうんですよね。何か面白いものがあれば私も買ってみたかったですが...。

コメントを残す

*
*
* (公開されません)