ROVER MINI 40th記念モデル特別装備！のCDラジオは、さすがにこの時代にアンマッチなもの。それでも40thモデルだからこそCDが聴けるのですが、標準品はカセットラジオです。どちらが良いとも言い切れませんが、少なくともCDは結構な頻度でジャンプします。現代の車に比べてMINIは振動が多いですからやむを得ないですね。

でもどうでしょう、そういう意味ではMINIにこそiPodやMP3プレーヤーが活かされるべきでは？。物理駆動が無いのが半導体プレーヤーの良いところですから、振動の多い車には最適です。そこでiPhoneで音楽再生をして、MINIのカーステレオへはFM電波を利用して飛ばす．．．。今まではそうしていました。

先日の日記にも書いたとおり、今やiPhoneアプリは本格的なカーナビ顔負けのナビゲーション機能を持ち合わせていますし、音楽プレーヤーとしても最適。出来ることならハンズフリーフォンとしても使えれば最高です。じゃあ、悩んでいる理由はありません。カーステレオの入れ替えです。

今時のカーステレオはiPod接続は勿論、USBメモリーやSDカードに対応していますから、ニーズに合わせて色々な使い方が出来ます。特に私が注目しているのはBluetooth接続機能。次期iPhoneからはドッグコネクターが変更されると噂されていますから、仮に今は専用ケーブルで接続できていても1年半後のiPhone買い替えと共に使えなくなる可能性があるわけで、その際はBluetoothが本領発揮というわけです。

そこで先月位から注目を集めている ”全部載せカーステレオ” Carrozzeria DEH-970を注文しておいたわけですが、これが在庫切れにてなかなか手に入らない。そうこうしているうちにもっと魅力的な製品を発見。ネット社会は誘惑だらけです．．．。

その名もPARROT ASTEROID。Bluetoothを使った製品づくりを得意とするフランスのメーカーで、iPhoneでコントロールする4ローターヘリコプターAR. Droneは有名ですね。そのPARROTが昨年リリースしたこのカーステレオはファイル再生に的を絞った（つまりはCDやカセット等の物理駆動メカの無い）Androidメディアプレーヤーです。ついにカーステレオまでAndroidの時代か！というのが率直な感想ですね。Google Mapを表示させGPSを繋いでナビにしたり、音声認識でiPodの選曲をしたり、Androidならではの機能がてんこ盛りですが、私は最低限オーディオとして使えれば良いかと。何よりこの露骨にして先進的なデザインが、国内メーカーのソレと違ってMINIにも似合いそうというのが選定基準ですから。

ただ、当然の事、日本国内では販売しておりませんから、私はイギリスから個人輸入することにしました。フランス語よりは英語のほうが安心ですからね。送料込で224ポンド！。それっていくら？という感じですが、何となく ”ありがとうございました”的なメールが届きましたから手続きは上手く行ったのでしょう。さて、いつ届くことやら。

ラジオチューナーは国内とは周波数が違いますからそのままでは聞けないようですし、ディスプレイに表示されるのもイタリア語のようですから取り付けのセットアップも苦労しそうです。でもそこはAndroidの良さを活かしてソフトウェアの書き換えで進化させられるようですし、”ありきたり” ではつまらないと感じてしまう私のような人にはもってこいのアイテム。到着が楽しみです。