DESIGN FESTA 2017(1)

Posted on 2017/11/12

またここですか!とそろそろ突っ込みが来そうですが、先月から今月にわたり東京ビッグサイトと幕張メッセを隔週で行ったり来たりしています。デザインフェスタ 2017へは昨日の昼から夜に掛け足を運んでおりました。今回が46回目の開催だとか。

デザインフェスタは毎年春と秋の2回行われるので ”2017” という書き方をするとちょっと語弊があるのですけどね。私的には毎年どちらかしか行かないのでそう呼んでしまっているわけで。また、春と秋のデザフェスに挟まれるように夏にはハンドメイドジャパンフェスが行われる為、実質3回ですね。実はデザフェスもハンドメイドフェスも出展参加者は共通していたりしますからイベント名こそ異なりますが内容は同じようなものです。

で、おなじみのビッグサイト外観写真にも飽きてきてしまいましたので、今回は偶然見る事の出来た帰り際のプロジェクションマッピングの画。17時半くらいだったと思いますが結構派手に上映しておりました。しかし現実はご覧のように殆どの人が見向きもせずひたすら駅に向かって歩くのみ。ちょっと勿体無いですね。プロジェクションマッピングを行うにはビッグサイトの壁面はとても適していて、平らな面積が広いという点と、デザイン的に斜めの壁なのでプロジェクターを斜め上に打つ事が出来セッティングがしやすいはずです。

今回のイベントはビッグサイト東ホールにて行われました。今年の春のイベントは知りませんが少なくとも昨年の春のイベントは西ホールで行われていましたから私としては東で見るデザフェスには少々違和感あり。つい1週間前までこの空間は東京モーターショーが行われていたわけですからね。

ただ、東ホールの広いスペースが使われるのも頷けるくらい人気のイベント。今回は15,000人、5,000ブースの出展と言われており来場者数は70,000人を超えるらしいです。ですから昼過ぎの混んでいる時間帯は動線の確保すらままならない感じ。人気の有無に関わらずブースの数が多すぎて、立ち止まって見る人と通りすぎる人で通路が埋め尽くされます。

言ってみれば、東京モーターショーの会場が全部人気の雑貨屋さんに生まれ変わったようなものです。

 

こうしたイベントですからありとあらゆるものが展示されますが、その中でも私が注目していたものの一つが木材を加工したアイデア商品達。

ちょっと欲しかったのが上の写真にある小物入れ。35mmフィルムなら丁度2本入りそうな小さな引き出しが沢山並んでおり、使い道は色々ありそう。同じようなケースでプラスチックのものなら街のホームセンターにいくらでも売っていそうですが、こちらは手作りである上に、この引き出しの色使いがポイント。

実はこの引き出しは4面が全て異なる木材を組み合わせて作られており、そのためパネルの色も4色になります。引き出しを一旦引き抜いて90度回転させて押し込めば別の色の小物入れになると言うわけ。引き出し全部を異なる色にも出来るし、統一したカラーにもまとめられる。しかも精度良く作られているので見た目も上品。欲しかったですが高くて買えませんでした...。

木工制作を手がける ”工房 雨” というブース名で展示しておりました。

 

今回は多くのブースで寄せ木を使った作品作りを目にする事が出来ました。最近寄せ木って流行っているんでしょうかね? ただしこういった場ですから寄せ木は寄せ木でもそこいら辺で見かけるものとはちょっと違う。各ブース色々な工夫が見て取れました。

上の写真にあるハチやトンボの作品なんて凄いですよね。羽の部分の寄せ木細工はいったいどういうテクニックを使うのか? 話を聞いてみましたがすぐには理解出来ませんでした。直線的な寄せ木であれば異なる素材を組み合わせ貼り付けてから削れば思うような結果が得られるのは分かるのですが、寄せ木と寄せ木が曲線で繋がっているって...。

そしてこちらは今回のイベントで初めて知った技法 ”木象嵌(もくぞうがん)”。一見すると単なる木製コースターのようですが、そこに描かれている模様に魅力があるわけで。ベースとなる板を絵の形でくりぬき、別の木をはめ込んで模様を作る技法をそう呼ぶそうですが、いったいどうやって正確に2種類の木を全く同じ形に切り抜くのか、レーザーカッターを使えば簡単に出来そうですがその場合は切り抜いたエッジが焦げてしまいますからここでは適さないかもしれませんね。

この難しい手法で作品作りをしていたのは ”木工房 千舟” さんのブース。

 

一口に木材といっても色々な活用法があり、壁に取り付けて使うコの字型の棚を展示していたブースもありました。単なる棚なら珍しくはありませんがこちらの棚は全て磁石により固定されています。話を聞いたところ近年はネオジウムマグネットが登場したおかげで小型のものでも驚くほど強力にくっつくため、こうしたアイデアが生まれたそうです。

でも実際に取り付けているのは木の壁ですよ。実は壁に画鋲を4つほど刺してそこにマグネットで貼り付けています。だからこの棚は画鋲で壁にくっついているようなもの。それでも上下にはずれないような構造で設計されており一旦貼り付けたらかなり重たいものを載せても実用に耐えるらしいです。 ”木や 古工房” ブースにて展示。

そしてついにオガクズを売っているブースまで見つけました。もはや何でもありなんだなぁ〜と思いながら近づいてみると、これが思いの外居心地の良い空間。ヒノキを始めとするオガクズは防虫防カビ効果があるとかで、更には人間に対しても自律神経に作用し不眠解消や呼吸を正常に保つ効果があるそうです。

もうこの場所だけがヒノキの香りで満ちていて確かに癒しの空間。寝つきの悪い私の事ですから枕用に買ってくれば良かったでしょうかね。ただその香りがいつまで続くのか...それが疑問でして。

 

今年から苔にも手を出し始めた私、毎度の事ながらこのイベントでは苔テラリウムを展示するブースがいくつか出展しています。”道草” さんのブースはもうすっかりおなじみですし、大手のボタニカルショップなどにもキットが売られていたりしますから有名ですね。

自然植物が相手ですし毎回見ていますので急に大きな変化が期待出来るものではありませんが、今回驚いたのは苔もついにアクセサリーに展開! 苔を入れた小型の瓶がメインのネックレス。いよいよ苔を首からぶら下げる時代ですか〜。

何かと組み合わせたら良さそうな気がして

Posted on 2017/11/11

ちょっとした部屋のアクセントに...という気持ちで珍しいものを購入してみました。さあこの中のどれでしょう? って全部なんですけれども。

多くの方とお話させて頂いたので名刺も沢山頂きました。昔は名刺というと会社名と個人名が載っているだけでしたから1日に沢山貰ってしまうといったいソレがどんな人で何をしていた人なのか顔と名前が一致しなくなった事が多かったですが、最近はWEBサイトのURLだったりSNSのハンドルネームが載っていたりするので、そこへアクセスするだけで名前以外のヒントが沢山出てきてくれて明確に思い出す事が出来有意義です。

これ、良いと思いませんか? まあマニアックといえばマニアックですが、日本人なら一度くらいは見た事あるんじゃないでしょうか? 真夏に琵琶湖で繰り広げられるあのロマンたっぷりのイベント ”日本鳥人間コンテスト”。それをデフォルメして手作りで製作されたヤジロベーみたいなおきもの。

他にも色々あったんですけどね、鳥人間コンテストの機体をモデルにした模型って生まれて始めて見たので思わず買ってしまった次第。どんな素材で作られているのか細かな話を聞いたのですがもう忘れてしまいました...。歳ですね。明確に覚えているのはメインとなるボディ部分はシリコンか何かで型を作りそこに樹脂を流し込んで固めていると言っていました。また、本物同様にテールに延びる細く黒いパイプはカーボンを使用していると。なんだかそういうところにとても魅力があったのです。

STUDIO PICKUP WORKSさんという名前でinstagramを公開していますので気になる方はぜひ。

そして2つめはこちら、ガラスで出来たキノコ。グラスアーティストの丹羽 聡子さんという富山で活動されている方の作品。

これも何と言いますか一目惚れでしたね。長野の田舎育ちの私ですから実家にいた頃は秋になると山奥にキノコ狩りに行くのが普通で、その頃よく採っていたのがこのガラスキノコに良く似ていたのです。勿論茎の部分はデフォルメされているのでこんなに太いキノコはありませんが、傘の部分のツヤツヤ感と柔らかくとろけそうなシズル感がかなりリアルに仕上っているのです。

他にもっと形の整ったキノコもあったのですがこれが一番お気に入りでした。ちょっとお高め、でも奮発して購入。出来れば傘の開いていないものがもう一つ欲しい...。

残こしたい傾きと安定させたい揺れ、絶妙なセッティング

Posted on 2017/11/10

あのDJIさんがPhantomで安定した空撮が出来ます...なんて言っていた頃、いち早くアナログ電波でFPVを実現していたのがTeam BlackSheep。

今やドローンなんて誰でも飛ばせる時代。だから面白さが半減してしまったという点は否めませんが、おかげで一時期に比べるとドローン人工が頭打ちとなり安定した気がします。今から始めよう...という話を近くでは聞かなくなりましたね。

さてそのTeam BlackSheep、近ごろのアップされた動画を見ていたら何やら魅力的なジンバルセッティングをしていました。映像の安定性からして3軸ジンバルである事は間違いないのですが、ロール方向のZ軸のみ半固定にセットされているのです。

一般的に3軸ジンバルで映像を安定させると、ピッチ軸、ヨー軸、ロール軸が全て固定される為、機体がどう傾こうが水平垂直がキープされ、良く言えば安定映像。しかしピッチとヨーはともかくロール軸が固定されるのはとても不自然で、機体が傾いて旋回しているのに景色は常に水平なのでバンクを感じにくいのです。

その点がジンバルの大きな欠点と言いますか、気持ちわるさだったりジンバル臭さだったりしたのですが、この映像を見る限りロール軸は完全に固定されておらず機体のバンクは感じつつも映像は安定している...。どういうジンバル設定を行えばこの動きが実現出来るのでしょうね。このテクニックをハンドジンバルにも応用出来れば地上でもかなり自然な安定映像が撮れると思います。

 

サイクルモード 2017(6)

Posted on 2017/11/09

そこに展示されている自転車よりあなたの立ち姿のほうがずっとカッコイイです! と言ってあげたかった。そしてそのズボンも。DE ROSAってそんな人が憧れるくらい魅力的な存在なんでしょうね。これまた私は詳しくないんですけれども、自転車界に舞い降りたオシャレブランドみたいなところでしょうか。

 

ペダルで有名な三カ島、そういえばもう1ヶ月以上前の事になりますが海外のチタンパーツショップに超軽量ペダルを注文していました。日本でも利用者がそれなりにいる有名なショップのようで、ペダル以外にもBBやらボルトやらハンドルバーやら、とにかく良質なチタンパーツを取り扱う印象が強く到着を楽しみにしておりました。

が、ネット注文してから待てど暮せど商品が届かない。届かないどころかメール連絡も来ず、こちらから問い合わせても梨の礫。 単純に在庫切れか何かで発送が滞っているのかも...とひと月待ちましたが音沙汰が無いので、やむなしPaypalにクレーム処理して頂き、送料も含めた代金を返金してもらいました。

こんな時の事を考えると海外通販はダイレクトにクレジットカード払いするよりPaypalを通したほうが安心ですね。商品が届かなかった時の対処はお任せ出来てお金も返ってきますから。海外通販でまともに商品が届かなかったのは今回が初めてでした。

 

会場には他にも魅力的なツールがいくつかありました。CNC加工によりアルミの美しさを追及するLEZYNEがアタッシュケースのようなツールセットを展示していました。工具一つとっても魅力たっぷりのメーカーがこんなふうに綺麗にケースに収めたらそりゃ欲しくなりますよね。ただ、ケースに入れてしまうという事は持ち出し用というよりは自宅用ですかね。美しい工具というのは使うのが勿体無くて使用頻度が激減してしまいそうで本末転倒ですか。

折畳み自転車をスーツケースに上手い事詰め込んで海外まで持っていきましょう!みたいなアイデアは昔からありますが、海外とまで言わずとも沖縄の海を眺めながら自転車で走ってみたい気はしますね。傷を付けずに自転車を空輸しようとすると確かにスーツケースの中に自分で収めるのが一番信用出来そうです。

 

東京サイクル専門学校の学生が作った自転車も展示されていました。やはり学生は発想が柔軟というかアイデアいっぱいで面白いですね。白いフレームに大きな赤いタイヤのようなものが付いている自転車はなんだろうと説明書きを読んでみたら、赤いタイヤのようなものが回転する事でジャイロ効果を生み、超低速でも安定走行を実現しているんだとか。私はてっきり下り坂を走る時の勢いを赤いホイールに回転力として蓄え、上り坂の時にそれを動力にフィードバックするような装置かと思いました。

そんな感じの動力アシスト自転車があっても良い気がするけど...。

 

私は子供の頃からこういうのに憧れていました。自転車の後ろに引っ張るリヤカーみたいなもの。昔は私もラジコンに夢中だったりしましたからこういうのに充電器とかプロポとか全部詰め込んで友達の家まで遊びに行く! そんなのを夢見ていましたね。

今回のイベントでもこうした商品を取り扱っていたのはこのブースくらいのものでしたが肝心な説明員の人が見当たらず放置状態。出来ればこういうのを引っ張りながらの試乗とかも出来ると良いんですけどね。引っ張るだけでも案外重たくて実用性は現実的ではない!なんて感想を持つかもしれませんし、逆に転がるだけなので重さを感じずすごく便利!とか。ペットとか一緒に乗せて走れたら楽しいかもしれませんね。

 

その名も「B.B.BASE」、来年の1月から千葉県房総エリアで運行が開始される ”自転車を折り畳まず乗れる電車” 。1両に乗れる人数はかなり少なくなるでしょうが、座席の真後ろに自転車を固定して外の景色を見ながら乗れるのですから快適&防犯対策バツグン。折畳み自転車に乗っていながら折り畳む事の無い私のような人も利用出来るのでしょうかね。

空前の自転車ブームですから運行が始まれば利用客は結構いそうですね。私もたまには東京から郊外へ出て自転車に乗りたいと思います。

サイクルモード 2017(5)

Posted on 2017/11/08

PINARELLOって多分有名な自転車メーカーなんでしょうね。聞いた事あるようなないような。全然詳しくありません。

それなのになぜこんなふうに写真を撮ってきたのか? 自分でも不思議ですがぱっと見が美しかったんですよね。白いフレームにカラフルな細いストライプで。白って汚れには気を使いますが、綺麗なままをキープ出来ればとてもお洒落に見えるんですよね。

そしてトップチューブにペイントされていた黒帯がまたなんともカッコイイ。ツール・ド・フランスか何かのルートが書かれているのでしょうかね。シールを貼ってあるわけではなくペイント、小さな文字だけがデカールっぽかったですが上からクリヤーが噴いてあるので実に滑らかな仕上りでした。憧れますね、段差や引っ掛かりがなくめくれてこない模様って。

 

以前の日記にも書きましたが、愛用しているGARMIN Edge800が古くなってきたので新しいサイクルコンピューターが気になるところ。先日発表されたばかりのGARMIN Edge1030も実機に触れたのでじっくり見てきました。

液晶画面がEdge800よりも一回り大きいので地図を見るには良さそうです。ただそのぶんデバイスそのものも大きくなりましたけどね。静電式タッチパネルの反応はEdge520などと比べると多少良くなったものの、それでもスマートフォンとは比較にならないくらいストレス! ただそう感じるのはルート検索をする時くらいで、走行中に操作するような事もないのでそう考えれば大した問題ではないのかも。

残念なのは今回もGoogle MapからのPOIインポート機能が無い点。まあそれはどちらかというとGoogle側の仕事なんですけどね。パソコンのGoogle Mapで行き先を決めたらウェイポイントやルート情報をそのままデバイスに転送する機能。実は昔はその連携が出来ていたのですが、どうやらそれはGoogleがお試し的に公開していた技術で、ようは「GARMINさんウチにお金払ってくれればこのサービス継続するよ」って事だったようです。お金を払わなかったものだからGoogle的にも「じゃぁやーめた!」ってなったようで。

何にしてもユーザーからすると便利な機能復活してくれると有難いんですけどね。

 

という事で、今愛用しているEdge800より便利で使いやすくて機能的で信頼がおけるデバイス!って探すとそれはもうスマートフォンしかないわけです。WEBで美味しそうなものを見つけたら「ここへ行く!」ってアイコンクリックすれば案内が始まるわけですからね。Google Mapとの連携すら不要です。

トレンクルの小さなハンドルには不釣り合いとなる事は承知の上、こんな展示会ですからスマートフォンホルダーなるものも気にして見てみました。まずはスマホを縦に使うか横に使うかで選べるマウントや固定方法が異なるのですが、横向きが希望なら上の写真にあるTOPEAKのマウントがシンプルで美しかったです。ハンドル固定部分が金属ではなくインシュロックっぽいのが見た目的に残念ですが、マウントとしての仕事はしっかりしてくれそうな造りの良い製品ですね。

 

自転車のハンドルにスマートフォンを取り付ける上で一番気になるのが ”誤って外れないだろうか?” そして次に気になるのが ”振動で壊れるんじゃないだろうか?” ですね。

その点なかなかのアイデア商品が展示されていたのを見つけました。SP CONNECTというメーカーのようですが、ハンドルのステム部分にちょっとした小物入れのようなバッグを取り付けその上にスマートフォンが装着出来ます。こうする事でタイヤからの直接の衝撃を和らげる事が出来、尚且つモバイルバッテリーなどもそのケースの中に収める事が出来るので一石二鳥というわけ。

スマートフォンは普段使いにも違和感の無い専用ケースに収め、そのケースの裏側がアタッチメントとなっているためバッグともワンタッチで固定出来ます。GARMIN Edgeを取り付ける際に本体を90度ひねる...全く同じ構造です。

このSP CONNECTの面白いところはそのアタッチメント部分にいろんなバリエーションが準備されており、ハンドルバーに直接取り付けるとか、時には自分の腕に固定するとか、90度ひねるだけで着脱可能な利点を活かしあらゆるシーンに対応出来るよう設計されています。

 

ライトに関しても面白商品がいくつかありました。HAUTE WORKSという韓国ブランドがこじんまりと展示していた小型ライト。色や形状からしてサドル下あたりに取り付けるテールランプであることは明らかでしたが、日本最大と言われる自転車の展示会でそれだけを展示しているというのも何か理由がありそうだと思いちょっと話を聞いてみるとこれがなかなか機能的なライトでした。

充電式である点はいたって普通ですが、このライトはスマートフォンとBluetooth接続し点灯パターンを独自にカスタマイズ出来るらしいです。でも正直点灯パターンに拘る人ってそこまで多くないような気が...。更に話を聞いていくとどうやら内部にはGセンサーが内蔵されており、自転車がブレーキを掛けると車のストップランプのように点灯するという...。ほう、それは面白そうじゃないですか! 試しに手に持って直線的に動かしながらぱっと動きを止めてみると確かに明るく点灯する。自転車にストップランプが必要かどうかは分かりませんが、何も結線せずサドルに取り付けるだけでストップランプとして機能するというところに魅力がありますね。

普段はあまりテールランプって必要に感じた事はないのですが、昨年長野までの長距離サイクリングで笹子トンネルを走って以来、後ろから来る車に自分の存在を派手にアピールする事の大切さを感じたんですよね。道幅の狭いトンネルが数キロ続くってかなり怖かったですからね。車は高速道路なみにビュンビュン通ってますし。

最後に、KNOGというブランドのpwrというライト。所謂懐中電灯型のLEDライトなのですが、面白いのはグリップ部分に該当するバッテリーとライト部分に該当するヘッド部分がそれぞれ3種類ずつラインナップされており、お互いを組み合わせて自由な使い方が出来る点。つまりはモジュラー式ライトですね。

例えば自転車のハンドルには小型のバッテリーを取り付けておいて短時間でも良いので強力発光可能な大きなヘッドを組み合わせるとか、長時間ほどほどの明るさで使いたいので大きなバッテリーと小さなヘッドを組み合わせるとか。そしてライトとして使わない時はUSBモバイルバッテリーにもなるので、スマートフォンの充電にも使える。なかなか便利そうですね。

サイクルモード 2017(4)

Posted on 2017/11/07

いつ見てもお行儀良く並んでいるブロンプトン。毎年のように新型が出ているんだと思いますがデザインそのものに大きな変更を加えず、良い意味で尖りすぎていない設計思想がファン層を広げているんだと思います。多分小径折畳み自転車の中ではオーナー数ナンバーワンですよね。アフターパーツの豊富さも同様に。

正直、20インチクラスの折畳み自転車という目線で見るとその辺のホームセンターにも似たようなモデルは売っていそうな気がする...自転車に興味がない人にはきっと見分けがつかない...そんなデザインなのですが、お値段はそれらのおよそ10倍しますからね。なぜそんな高額になるのか不思議です。それを言ったらトレンクルは更に...という話ですがあれは素材がほら。

 

確かに見慣れてくると実に美しいフレーム形状...と思えてくるのは気のせいではなさそうです。どこの国の自転車でしょう? とクイズを出したところで多くの人が「イギリス!」と言い当てそうなくらいヨーロピアンテイスト漂うシルエット。どういうわけかブロンプトンに乗る人は駐輪場に停める時も後輪を折り畳んだりする。その姿もひっくるめてブロンプトン。

こんなふうに通路の真ん中に無造作に置かれていてもなぜか様になってしまう。これ不思議。トレンクルにこの存在感はありませんね。

 

赤いじゅうたんに集まる人集り。何やら気になるパーツが並べられているのが目に入りました。実は以前私も購入を検討したのが肉抜き仕様のスプロケット。つまりはリアのギヤの集合体の金属部分を可能な限り肉抜きし軽量化を図っているというものなのですがこれが驚くほど軽い。元々が金属の塊で重たいパーツですから肉抜き効果が高い上に軽量な金属を使っているようで見た目以上の結果。

しかし以前私が購入を検討したSHIMANO Capreo互換の肉抜きパーツは10枚のスプロケットで出来ており、Capreo標準の9枚ではなかった。それってチェーンの幅も狭くしなきゃいけないって事ですよね。スプロケット1枚分なんて誤差の範囲...なんて事はないと思うんですよね。それが理由でやめてしまいました。でも実物を持ってみて改めて魅力を感じましたけど!

それはそうと、驚くのはまだ早かったです。小物パーツが並べられた台の手前にさり気なく置かれていたロードバイク。そこに貼られた数字を見てびっくり。4.18kgと書かれておる!

まさかね? と思って車体を持ち上げてみたら本当にその重さでした。片手どころか指2本で持ち上げられるロードバイク。ちょっとごついママチャリならこのバイク5台分の重さですよ。チタン武装のトレンクルの2/3の重さ。いくら軽量化を図ったとは言えここまで軽くなるものなのですね。勿論ピストバイクではなくちゃんとブレーキも付いています。

 

軽量と言う意味では今や自転車パーツはテニスやバドミントンラケットの如く数グラムを競う時代。ハンドル形状も最近は丸パイプじゃないんですね。こんなふうに角張った(というか平ら)なハンドルって使いやすいんでしょうか。しかもステム一体型でカーボンだったりする? さぞお高いんでしょうね。

サドルもびっくりです。selle ITALIAのブースでは各モデルが壁に取り付けられていてワンタッチで手に取って見られるようになっていたのですが、一番手前のカーボンモデルはなんと63グラムです。毎日持ち歩いているiPhone 6Sが約150グラムですから、このサドル2個よりもiPhone 1個のほうが重いという信じられないような現実。私のトレンクルに組み合わせている同じくselle ITALIAのSLRが125グラムで、初めて手に取った時はその軽さに驚いたのですが、現在は更に半分の軽さなんですね。

 

サイクルモードには何も自転車ばかりが並んでいるわけではありません。今回初めて目にしたのがこちらの風洞実験装置。つまりは大きな扇風機。こんな紹介の仕方では怒られてしまいますね。

スタッフの方にお話をお聞きしたところ、レーシングカーの空力設計ではおなじみの風洞実験設備ですが、現代では自転車の空力もこういう機械を用いて行うのだとか。単に大きなプロペラが回っているだけでは乱気流になってしまうので、プロペラの前にはハニカム構造の細かな網が張られていて整流効果を高めているのだとか。自転車に真直ぐ正確な気流を当てるための工夫ですね。

流石にこの場でぶぉーんと全開で回転させてしまうと周囲のブースに迷惑になってしまうのでこの日はそよ風程度の微風を流しておりました。いやぁしかし自転車と一口に言ってもメーカーはあらゆる技術を投入しているのですね。

サイクルモード 2017(3)

Posted on 2017/11/06

自転車ブームを感じたのは今から15年近く前。大人が自転車に夢中!と言うとちょっと恥ずかしい感じさえあったあの頃から随分変わったもので今は大人の方が夢中です。私も胸を張って自転車乗ってます!と言えるようになりました。

ところが世間的に自転車好きと言って連想するのは、競輪選手と間違うようなスマートな格好をして車に勝るとも劣らないスピードで駆け抜けるロードバイクのそれ。圧倒的人気を誇るだけの理由は乗ってみれば明らかなのですが、アウトローっ気のある私としてはあえてそういう時代に小径車に可愛く乗りたい!

そんな子供のような大人の為に頑張ってくれているのがGICさんのブース。高そうなロードバイクばかりが注目されるこうした展示会において、あえて小径車ばかりを扱い人気を集めています。横浜のイベント参加の際にもお世話になったスタッフの方に色々話を伺いました。

チタンモデルのトレンクルに乗っている私が今回魂を持っていかれそうになったのがこのモデル。ルノーブランドのCarbon6とCarbon9。

小径車、それも14インチクラスのモデルにもついにカーボンの波が押し寄せてきた感じ。カーボンフレームにカーボンフォーク、これで6.7kg、15万円だそう。トレンクルの6.5kg、33万円はいったい何だったのか?200g軽くするのに18万円も掛かるのか?という疑問はこの際置いておいて、とにかく14インチにこの流れるような曲線のフレーム形状が美しいじゃないですか! 特にメインパイプのジョイント部分。前後で二つ折りになるこうした折畳み自転車は強度を高める為にジョイント部分が竹の節みたいにボコンと太くなるのが一般的。しかしこのフレームはいっさいの出っ張りが無い。折畳みレバーも実にスマートな形状。新時代の折畳み自転車って感じでカッコイイですね。

 

奥に並んでいたのはCarbon9と呼ばれる、恐らく9Speedの多段化モデル。実用性を考えたらこちらでしょうね。でもWEBで検索をしてみるとこのCarbon9というモデルは実在せずCarbon8ならある感じ。Carbon6は14インチシングルスピード、Carbon8は14インチ8スピード、Carbon9は16インチ9スピード、どうやらそういったバリエーションのようです。この展示会で初披露だったのかもしれません。

残念な事にフレームカラーはつや消しブラックのみらしいです。ホワイトカラーのグロス仕上げとかあったらイチコロでした。ただこのフレーム形状ってSAVANE Carbon FDBというモデルに瓜二つ。よく見るとメインパイプからBBに繋がる辺りの形状に違いがありますが、同じデザイナーが設計した!みたいな繋がりがありそうな気がしますね。

さてそんなGICさんのブース、本当はもう一つ目玉製品がありました。カーボンフレームではありませんがお得意の14インチベースの小径車にモーターを取り付けた電動アシスト自転車、その名も ”TRANS MOBILE”。車体重量なんと11.9kgと超軽量でバッテリーもハンドルにスマートフォンを取り付けるようなイメージで超小型。勿論長距離を走る設計ではありませんが実に面白い試み。そちらは発売前のモデルという事で写真撮影は禁止。今後の展開に期待したいですね。

 

アクセサリー類もちょっと気掛かり。特にライト系のアクセサリーは自転車好きならちょっと拘りたくなるところ。CATEYEさんは以前よりサイクルコンピューターやライトばかりを製造するメーカーとして有名。そして必ずその時代に飛び抜けた性能のライトを1つ準備しているのも恒例。今回はこちら。

 

ハンドルに付いている何やら赤く怪しい塊が目に付き近づいてみました。根元から生えているケーブルを辿るとフレームに固定された四角い巨大バッテリの姿が確認出来る。コイツはただ者ではなさそうだ! 試しにスイッチを押してみる、パチッ、どひゃーなんだこのサーチライトみたいな強力な光は!

とそんな驚きが心の中であったわけで、この強力LEDライト、スペックを見ると何と6,000ルーメンというとんでもない明るさ。ちなみに私が愛用する、街中で点灯すると明るすぎてちょっと恥ずかしいくらいの 550ルーメンがこれくらい。それからすると6,000ルーメンって気は確かですか!と伺いたくなる明るさ。

フレームに取り付けられているそのいかついバッテリーが1時間で空っぽになると言うのですから車のヘッドライトもびっくりな明るさですよ。勿論発熱も凄いので内蔵ファンがふぉ〜んって凄い勢いで回ります。ちなみにお値段もびっくりの10万円。ライト1個で10万円って...。自転車以外の用途でも使えそうでちょっと欲しいですけど。

サイクルモード 2017(2)

Posted on 2017/11/05

BESVは台湾を拠点とするアジアンメーカー。電動アシスト自転車買うならこのメーカーだよね...と私が以前から目をつけている事はこのブログを読んでいる人ならそろそろ気付いているはず。

電動アシスト距離にせよ、パッケージングの上手さにせよ、どこか他メーカーの一歩先を行っている感があり、しかもアジアメーカーにありがちな安っぽさや二流っぽさみたいなものが感じられず、むしろ仕上りの美しさすら見て取れる。

車種はまだまだ少ないながらも今回は発表されたばかりのモデルも展示しているだろうと期待に胸膨らませての訪問。

ズバリ私が購入するなら間違いなくコレ! というモデル ”BESV PS1”。当ブログでも何度か紹介しているので見た事ある人も多いと思いますが、今回展示されていたのは見た目こそいつものPS1ですが正式にはPS1 ADVというモデルでまだ発売前のもの。

流暢な日本語を話すスタッフの方に話を聞いたところ、このADVモデルは走行距離が飛躍的に延びているとの事。展示されていたスペック表を見たところ、これまでのPS1が最長60kmだったのに対しADVは100kmと書かれていました。これは益々良い自転車になったじゃないですか! まあ60kmでも普段使いなら全然問題ないんですが私は時々50kmくらいは走りますし、バッテリーの経年劣化を考慮すると100kmは頼もしい。

これで一般的なママチャリ(アシスト無し)とほぼ同じ17.4kg。見た感じまだまだ重そうなパーツが使われていますから少しダイエットさせれば15kgくらいにはなりそうですね。置く場所さえあれば即購入なんですけれど...。ちなみにADVモデルの発売はまだ未定だそうです。

 

こちらも発売前ではありますが話題のニューフェースMTBタイプ TRS1とロードタイプ JR1の展示。何が話題かってMTBタイプは驚異の140km長距離アシストを実現したモデルです。普通に考えると走行抵抗の少なそうなロードタイプのほうが効率良くアシスト出来そうな気がするのですが、これも話を聞いたところロードタイプよりMTBタイプの方が骨太フレームに自由度が高く設計がしやすいんだとか。

しかしMTBで140kmも走るのかそもそもの疑問はありますけどね。悪路を走る場合のアシスト具合ってどうなんだろう?とか。高速で走り抜けるだけでなく足を付かずにStop & Goを繰り返すような乗り方の場合急にアシストが入るとバランスとるのが難しそうですよね。でも確かに山林の中の獣道みたいなところをアシスト付きで楽に走れたらすごく気持ちよさそう。一度試乗してみたいですね。

 

ロードタイプのJR1は想像していた以上にスリムで自然な仕上りでした。ダウンチューブに収められたバッテリーがかなり自然な感じでデザインに溶け込んでいますよね。こういうところが国内メーカーにはまだ見られない拘りです。

MTBタイプが14Ahという大容量バッテリーを積んでいるのに対しこちらは半分の7Ahで100km走行を実現しているというのですからやはり1Ahあたりの走行距離はロードタイプの方が遥かに長いんですね。

見た目には美しいダウンチューブ一体型デザインですが設計は結構難しいのでしょうね。バッテリーを自然に収める事もさる事ながら本来のフレームとしての強度に直結しますから。見た目こそちょっとこんもりしたダウンチューブですがバッテリーを外してしまうと逆に細いフレームになるわけで、しかもそこにケーブルを通す比較的大きな穴が開いているという...。

そしてこれら全てのモデルに共通してブレーキレバーから他では見かけないようなケーブルが出ている事に気付きそれについて質問してみたところ、これらはブレーキを掛けるとディスクブレーキだけでなくモーターの力でもブレーキを掛けているのだとか。つまり機械的なディスクブレーキと電気的なモーターのブレーキを併用して制動しているんですね。

日本ではブレーキについてあまり細かな規制がありませんが(前後に付いていればいい)、ヨーロッパではこうした仕組みが義務づけられているそうです。初めて知りました。どうせブレーキでモーターを使うなら回生ブレーキにしたら?と突っ込みを入れると、自転車程度の回生ブレーキではせいぜいLEDライトを点けるくらいの発電しか出来ないのだとか。残念です...。

サイクルモードの会場に足を運ぶと聞いた事のないメーカーの製品に出合う事がしばしばあります。自転車好きとはいえ一部の折畳み自転車を除きロードバイクなどについて明るくない私としては、それが本当にマイナーなメーカーなのか私が知らないだけなのか判断に困るところではあるのですけど。

ここではJAVAという中国メーカーが広々と展示をしていたのでちょっと覗いてみました。気になったのは写真の2台で、小径車好きという点において近づいただけなのですがよく見るとこれら2台は同じように見えて何かが違う...。

 

ネットでは見た事がありましたが、こちらのモデルには後付けの電動モーターが取り付けられていました。それはまるでドリンクボトルでも搭載するかのようにフレームに対しジャストサイズではありますが、近づいてみると自転車ではあまり見かけないチェーンでクランクとモーターが連結されていました。まあこんなふうにポン付けでアシスト化も可能であるというアピールなのだと思いますがちょっと面白い試みですよね。

BBとクランクさえちょっと工夫すればお気に入りの自転車を電動アシスト化出来てしまうという。日本は電動アシスト自転車に対する規制が結構しっかりしていて、確か時速25km/h以上はアシストしてはいけないとか、人力の2倍までしかアシストしてはいけない(以前は1倍までだった)みたいな決まりをクリアーしなければいけないのですが、その気になればこうして自作でアシスト化も出来てしまうのである意味自主規制的な法ですよね。

実際海外では自作アシスト自転車で車を追い抜いていくような人もいますし、パワーがありすぎて自転車にしがみつくように走る事をホビーで楽しむ人もいますからね。ちょっと興味あります。

 

今日は電動アシスト特集!?という事でちょっと長いです。YAMAHA、Panasonic、SHIMANOの日本勢も電動アシスト自転車をしっかり展示しておりました。むしろ国内メーカーは普通の自転車より電動アシストに力を入れている感が強かったですね。ビジネス的に電動化を進めていかないと辛いんでしょうね。アシスト無しのロードバイクなどは海外メーカーばかりに偏っていますから。

YAMAHAでお話を聞いたところ現在主流のアシスト方法はモーターをBB部分に取り付けクランクをダイレクトにアシストする方法なんだとか。一昔前のママチャリに採用されたアシスト方法はクランクのすぐ後ろにモーターを載せチェーンをアシストしたそうですが、そちらの方が効率が高められる一方でモーターを含めたアシスト装置がクランクアシスト式に比べて2倍くらい大きくなってしまうらしいです。やはり大手メーカーも大きさとの戦いなんですね。

いずれはフレーム一体型のようなデザインを目指したいと言っていましたが現時点ではこれくらいのサイズが実用面での最適解との事。ん〜いろいろ話を聞いてみて分かってきたのは、BESVが採用していたのはハブモーターでタイヤそのものを駆動する方式だった事と長距離走行を実現していた事。それにより仕上りが美しかった事。一口に電動アシストと言っても設計思想が皆異なるんですね。

YAMAHAに限らず国内メーカーも是非美しく実用的な電動アシスト自転車目指して頑張って欲しいですね。

最後にこちら、QiCYCLEって名前が付いていましたがつまりはあの中国の携帯メーカーXiaomiが作った電動アシスト自転車ですね。初見でアシスト付きに見えないところは優秀ですが自転車自体のデザインについては好みの分かれるところ。

メインフレームの中にPanasonic製バッテリーを押し込んでおりフロントタイヤのハブモーターを使った前輪駆動。1回の充電で45kmを走る事が出来、折り畳んで車に載せる事も可能。14.5kgという車体重量は市販されているアシスト自転車の中では最軽量の部類ですね。

折り畳んでも尚電動アシスト自転車に見えないのは立派。タイヤが太いのはきっとサスペンション機構を持たない小径車故の乗り心地への配慮なんでしょうね。

 

サイクルモード 2017(1)

Posted on 2017/11/04

東京ビッグサイトで開催された東京モーターショーに続き、幕張メッセで開催されたサイクルモード2017へ。車がビッグサイトで自転車が幕張メッセって本来逆じゃないか?という気がしますけど世間の動向がそうさせているのでしょうね。車離れの将来が心配になります。

私自身サイクルモードへ足を運んだのは多分これが2回目。前回は2011年の日記に残っていましたから実に6年ぶりですか。そりゃそうです。私は浜名湖にて開催されるClassic MINIのイベントJAPAN MINI DAYに毎年参加していますから同日開催のこちらにはこれまで参加できなかったのです。

今年は2日ほど前から体長を崩し、動けないほどではないが普通に生活するにはちょっと体がだるい!という質の悪い風邪をひいてしまい、深夜から寝ずに走り続けるMINIのイベント参加は断念。代わりにこちらの自転車イベントなら展示会を数時間見てくるだけですから多少の無理も出来るだろうという判断。

結果、帰宅後なんだか昨日より体がだるい...。明日も休みですから大事を取って安静にします!

サイクルモードと言えば恒例なのが各メーカーのデモ車両の試乗。幕張メッセという広いイベントホールが選ばれる理由は恐らくそこにあって、ホール内から外へと続く特設コースを自分では買えないような高級自転車で自由に走る事が出来ます。ただ私はそんなわけであまり冷たい風に当たるわけにもいきませんで、今日は展示物を眺めてくるのみ...。

各ブースじっくり見てきましたが、トップバッターは日本が誇るコンポーネントメーカーSHIMANOブース。今回のイベントで恐らく最大コマ数を確保し大々的に新製品の展示を行っていました。なんだか照明も強めで一際明るかったような印象もありましたね。

 

ブースセンターで眩いくらいに輝いていた自転車。一目惚れとはこの事でそのフレームの曲線美ときたら金属むき出しのトレンクルとは対照的なペイントの柔らかな仕上げがたまらない...。いや、どちらが良いという話ではなくて、素材無垢に見慣れた私にはこうして丁寧に仕上げられたフレームというのが新鮮でして。

ペイントはされていますが遠目にもフルカーボンフレームである事は明らか。だってフレームのどこにも接合部が無く、溶接の痕が見当たりませんからね。そして各パーツの角が金属にしてはやたらとアールを描いていて鋳造以外では難しい造形。でも自転車のフレームを鋳造で作るはずないですからやっぱりこれはカーボンなわけで。

フレーム形状が美しいと白一色のデザインでもここまで存在感が出るのか!としばらく眺めてしまいました。また、色温度の高目なフレームの白に対して、カーボンポストの黒がまたハイコントラストで美しい。こちらもカーボン柄ではなくやはり黒に塗装されておりました。

さて、SHIMANOブースの目玉は上の自転車ではございませんで、このハンドルの展示が全てを物語っております。ULTEGRA Di2 。ついに自転車の未来を見た気がしました。いえ、早い人はもう半年も前から使っているんですけどね。私がこの目で見たのが今日が初めてだったというだけで。

フライバイザワイヤによる電動変速装置とでも言いましょうか。つまり変速レバーから変速機までがワイヤーで繋がっておらず、電動でディレーラーを動かしシフトチェンジを行うというもの。

構造的にレバー制御にこだわる必要はないのでハンドルの好きな位置にスイッチを追加する事でその操作でも制御可能。展示されていたデモ機はその動作が分かりやすいよう、F/Rディレーラーがハンドルの目の前に設置されており、ハンドルレバーを動かすとロボットの手の如くぎゅぃーぎゅぃーっとレスポンス良く動きました。

こうした電動コンポを使うメリットとしては、気温の変化や経年変化によるワイヤーの伸縮の影響がなく一旦取り付けてしまえば極めて正確に動き、物理動作を人の手で行わずスイッチ一つの軽いタッチで重たいディレーラーを動かせるため手が疲れないという利点があるかと思います。変速で手が疲れるって!って笑われそうですが、1日100kmとか走ると変速もかなりの回数行う為指が筋肉痛になったりするんですよ。私だけでしょうか。

更にデモ機の操作を繰り返してみて分かったのは、リアディレーラーの操作をするとフロントディレーラーも微妙に連動するということ。リアディレーラーを動かし変速が行われると多かれ少なかれチェーンラインが変わり、場合によってはフロントディレーラーにチェーンがカラカラと擦れる事がありますが、それを回避する為にこのコンポーネントは自動的にライン位置が計算され、リアディレーラーの位置に応じてフロントディレーラーが僅かにオフセットされるのです。ハイテクですね。

制御や電源ケーブルが繋がっているのでワイヤレスとは呼ばないのでしょうが、少なくとも硬いワイヤーをラインを考えながら引き回すというこれまでの常識はもう過去のものになろうとしています。

あ、でもコンポーネント用のバッテリーが切れたら変速できなくなっちゃいますけどね。その時はまずフロントディレーラーが動かなくなり、それでも乗り続けているとリアも動かなくなるという設計だそうです。いずれその程度の電力は回生ブレーキで発電するようになるんでしょうね。

   

ハイテクっぽいものはSHIMANOブースだけでなく会場のあちこちで目にしました。最近は自転車トレーニングというとこんなふうに液晶画面に向かって走るのだそうです。実はこのシステム私の知人も自宅で使っています。

自分の足でペダルを漕いだ結果が、画面に表示され、速度、距離、平均速度、走行時間...まあそういうのを想像すると思いますが、そんなのはもう昔の話で、今は自分に合ったコースを設定すると画面にはテレビゲームのような走行映像が表示され、坂道に差しかかればペダルは自動的に重くなりおのずと変速のタイミングも掴めるらしい。とは言え同じ勾配の坂道でも実際はサイクリスト本人の体重によって必要とされるエネルギーは変わるはずなので、恐らく体重等のプライベート情報をあらかじめ入力しておく事でペダル負荷が増減されるのでしょうね。場内ではプレゼントを掛けたちょっとした大会も開かれていました。

いろんなメーカーが同じようなものを展示していましたが、きっとソフトウェアの作りとか専用ローラー台とか少しずつ違うのでしょうね。どこのブースも大人気だった事だけは間違いないです。

東京モーターショー 2017 (7)

Posted on 2017/11/03

 

私的にはモーターショーの中でもこういうのが楽しみだったりします。ブリジストンブースに展示されていたソーラーカー。工学院大学ソーラーカーチームが製作した車両の1台で実はこのマシンは既に世代落ちの車両らしいです。最新設計のものは新レギュレーションを活かしたデザインで第一線で活躍中との事。

どうもこういう車両を見ると、ソーラーカーとエコカーが混同してしまうのですがエコカーレースのほうは1リットルのガソリンでどれだけの距離を走れるのか!というタイムより距離を競うレースですね。調べたところ過去最高記録は3,435kmだそうです。1リットルのガソリンで北海道から九州を往復できちゃうんですね。

さてこちらのソーラーカーはそういうレースではなくどちらかというとラリーに近いレギュレーションでタイムが競われる協議。オーストラリア3,000kmを縦断するブリヂストンワールドソーラーチャレンジが有名らしく、この車両はその大会で準優勝を果たしているそうです。ソーラーカーって案外高速走行が可能で速いものは100km近く出せるそう。

そしてその車両がなぜブリジストンブースに展示されているかというと、当然そこには「ECOPIA with ologic」このタイヤが使われているわけです。ソーラーカーレースの上位に食い込むチームの多くはこのタイヤを使っているのだとか。私もあと20歳若かったら一緒に参加してみたい!なんて考えたでしょうね。

ブリジストンブース、言ってみればタイヤメインの会社なのであまり派手な展示は想像出来なかったのですが、ソーラーカーの実車展示以外に人気を集めていたのが下の自転車。

なんの事はない動力を持たない人力の自転車ですが、そのタイヤに秘密あり。空気が不要なラバー素材のタイヤですからパンクの心配がない! ただし通常のタイヤはその空気によって路面から伝わる振動を上手く吸収して乗り心地の良さに繋がっているわけですが、このタイヤの場合は空気による吸収ができませんから、その代わりに特殊形状のプラスチック製スポーク(赤色部分)が振動吸収の役割を果たしています。

実際に自転車に跨がって、凹凸の付けられたローラー上でその性能を試す事が出来ました。流石に行列が出来ていたので私は並びませんでしたが、体験コーナーを作ったと言う事はそれだけの自信作なのでしょうね。

問題はブレーキで、構造上通常のVブレーキのようなシステムが使えませんからこの車両の場合はFRともママチャリのドラムブレーキが使われていました。雨の日にフロントが強く効き過ぎるでしょうから対策が必要でしょうね。ディスクブレーキが妥当な気がします。

このタイヤはパーツ販売の予定は無いそうですが専用設計の車両販売という形で2019年頃を目標にリリース予定だそうです。