Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

テラリウムに続きアクアリウムも再スタート

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All Photo by inos

先日の北海道観光で長期自宅を留守にした代償として、順調に成長していた水草達が全滅してしまいました。原因としては環境の変化による水草の衰弱と苔の大発生が考えられます。

あ、先日公開した苔テラリウムのプラントグラスとは別のものです。苔は順調です!

通常、水草と言えば水槽の中でワカメのようにゆらゆら水に靡くあれを想像しますが、あの状態まで育て維持するのは意外と大変で、スタート時の小さな水草を元気に成長させるにはCO2システムなども必要になって来ます。しかし私のようにテーブルの上で気軽に楽しむ程度のサイズの場合CO2までを準備するのはいささか物々しいです。当然維持費も跳ね上がりますしね。

そこでそれらの器具を使用しなくても簡単に水草を成長させる方法として用いられるのが水上葉飼育。CO2システムが必要なのは水中の二酸化炭素不足を補う目的なわけで、水中に少ないのなら水に沈めなければ良いわけで、水中でも水上でも生きていける水草であれば水上で育てましょう!という理屈。ある程度成長した段階で水を入れれば水草の生い茂ったレイアウト水槽の出来上がり!というわけですね。

私もその方法に習い水上葉で順調にパールグラスを育てていたわけですが、水上の場合は水草が乾燥し過ぎない程度に定期的に霧吹きで水を掛けてあげるのが基本なところ、5日程留守にすることが分かっていましたからその間はプラントグラスに蓋をして水分が蒸発しないよう心がけました。しかしこれがいけなかった!

普段は蓋をしていませんから部屋の湿度ほどではないにせよ比較的自然に近い環境を維持していたところ、急に蓋をしたものですから中は過湿状態。いくら水草が水中でも生きられると言っても環境が急激に変わり過ぎたのでしょうね。帰宅した時には8割ほどが茶色くなっておりました。逆にその環境は苔が発生しやすい条件でもありますから弱った水草を覆い尽くすように苔の発生も酷かったですね。

その後、一部生き残った水草のみ残し復活を試みましたが、水草の再生よりも残ってしまった苔の繁殖スピードの方が早く、ほぼ全滅という結末であります...。水上葉は確かに水中よりも容易に水草の成長を望めますが、水分量の管理がシビアであることは注意しなければいけませんね。それが水中葉であれば仮に5日間留守にしても水位が1cm減っている...程度ですみますが、水上葉ではソイルがカラカラになってしまいますから...。

そんな教訓を元に挫けず今日から再チャレンジです。枯れてしまった水槽はリセットし、プラントグラスもしっかり除菌して苔やカビ菌の無いクリーンな状態に、そして今回はプラチナソイルのパウダータイプをベースにして、キューバパールグラスとピグミーマッシュルームによるシンプルなレイアウト。共にADAのもの。

キューバパールは根が短く定着しにくいと言われますから、今回は田植えのイメージでソイルに埋めるくらいのつもりで奥まで潜らせています。半分くらいが地上に顔を出している感じ。そしてピグミーマッシュルームはライナーでどんどん広がってしまうと聞いていますから、今回は初めからそのエリアだけをガラス製シャーレのような容器で隔離しています。

シャーレを先にレイアウトしてからソイルを入れた感じですね。これにより根やライナーが伸びてもキューバパールへの影響は最小限に出来るという考えです。また肥料の量も2つの水草で分けられますしね。ピグミーマッシュルームが不調になったらカセット式に別の水草に交換できますし。

ただ今はまだキューバパールグラスが子供なので真ん中のガラスの壁が丸見えですが、今後成長してくればやがてソイルも見えなくなるまでに一面のグリーンになり、ガラスの高さくらいでトリミングを繰り返せば真ん中だけ背の高いマッシュルームが上に伸びる...そんな景観になってくれるだろうと。マッシュルームのベースはあと1cmくらい高くても良かったですかね。微調整するならまだ根付いていない今のうちですね。

キューバパールグラスは光量が必要と言われていますから観賞用のLEDライトではなく撮影用の高輝度LEDライトを常用しています。色温度も光量も調整できるので環境に合わせやすいと思います。現在の色温度は4300Kで90%の光量設定にしています。

ちなみに安いライトですが先日コニカミノルタさんの色彩照度計で計測してもらったところ演色性を示すRaは95ありましたので、LEDライトと言えど光のスペクトル的には植物にとっても有利だろうと。

今度は失敗しないよう手塩にかけて育てたいと思います。

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