Simply mini J

1日5分、その日の自分を振り返る時間を作りなさい。
    昔そんな話をお坊さんから聞いた。

有意義な時間

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All Photo by inos

昔の仕事仲間と久しぶりに思い出話に花を咲かせました。普段はメーカーに近い立場で仕事をしている私も、たまにユーザー目線で会話をするというのはとにかく楽しいです。やっぱりコンテンツ制作に携わる人は理想に向かってまっすぐですから、シンプルなのに力強さを感じるんですよね。私が今後再びコンテンツ制作に携わるかどうかは別として目指している方向は近いものを感じました。

そんな熱い会話の中で出た ”ポストFCP” について。AppleのFinal Cut Proも最新版のXは映像制作現場では殆ど使われておらず多くのユーザーがVer.7を使い続けています。 まあその原因は様々ですが、Xはプロユースにマッチしないという先入観も国内は強いような気はしますが、とは言え少なくともVer.7と比べて総合的に使いやすいと判断出来なければ安易に乗り換えも出来ませんから、それが現状なのだと思います。

さて、そんなVer.7も最終バージョンがリリースされたのはもう2年ほど前の事。最近各社が取り扱う著名な編集ソフトは早ければ1年、遅くとも1年半程度でNewバージョンがリリースされますから、Ver.7で購入したユーザーもそろそろ周囲を見渡したくなる時期です。じゃあそこに適合するソフトって何か? 話せば話すほどこれって難しい問題ですね。

Adobe Premiere、AVID MC、GV EDIUS、Sony Vegas、Lightworks、どれを取ってもポストプロダクションで使うにはオフライン編集機なわけですが、NLEも既に20年近い歴史を刻んできたというのに、未だに1台で満足出来るソフトが無いという意見が印象に残りました。ポストプロダクションに入ってからのオンライン作業は分散作業が前提ですから、演出に合わせた機材選定とそれを扱うスペシャリストの力量でいかようにもこねくりまわせるのですが、その前段階のオフライン作業は近頃ではディレクターがワンマンでオールマイティにこなさなくてはならない作業が多く、そのためには個人レベルで所有出来る万能なツールが欲しくなるのは当然です。勿論そこには各種コーデックのトランスコード作業も含まれるわけですから、今後の編集スタイルはコーデックをネイティブで取り扱うのが前提になるでしょうね。

こんなお土産話を持って今後各メーカーさんと話を進めたいと思います。それが私に課せられた仕事ですからね。

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